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■集計ワークシート関数をマスターしよう

   母集合となる大量のデータの中から必要なデータの件数だけをカウントする。これは競馬のデータ分析に限らず、データ解析の基本ですね。
  Excelには、このような集計をするための「統計ワークシート」関数が数多く用意されています。統計の知識が必要な難しい関数はさておき、絶対にマスターすべきものだけを2つ解説したいと思います。

■ある範囲データの数を数えるCount()関数

 以前にある範囲の数の和を求めるSum()関数についてご紹介したと思います。今回紹介するのは、和ではなくデータの個数を数える関数です。連対率や回収率を計算する際には欠かせない関数です。
【Count()関数】
関数分類:統計
値1:データの個数をカウントしたい範囲
値2:なし
 例題として1〜10までの数値をワークシートに入力し、和を求めるSum()と個数を求めるCount()を挙げます。Count()は今までやってきたSum()やMax()などのワークシート関数同様、値1に個数を求めたい範囲を入力して挙げます。

Count()関数の範囲指定   Count()関数の条件設定

 範囲を指定して、OKボタンを押すと指定範囲のデータ個数が表示されます。ここでSum()とCount()の違いに着目していただきたいのですが、Sum()の答えは1〜10の総和ですので55と表示されています。一方、Count()はデータの個数である10が表示されています。もうこれ以上ねたの引っ張り様のない歴然たる違いですので、ご理解いただけると思います。Count()の利用法は、各自いろいろ考えてみてください。

■ある条件に一致したデータの個数のみを求める

 Count()関数は確かに便利ですが、実際に扱うデータの中には、カウントしたいものとそうでないものが含まれていることがほとんどです。特に競馬の成績データから自分が知りたいデータのみを抽出しようと考えた場合、データの大半が不要と言うこともあるでしょう。必要なデータだけを抽出するのに、並び替えやフィルタを使うのも手ですが、時間もかかるし間違いのもとです(何よりも面倒くさい)。
 Countif()関数は前回説明した、条件判別のif()関数と集計用のCount()関数の機能を併せ持った非常に便利なワークシート関数です。この関数を使えば、特定条件に一致したデータだけをカウントすることができます。
【Countif()関数】
関数分類:統計
範囲:データの個数をカウントしたい範囲
検索条件:範囲内のデータから抜き出したい条件

 Count()との違いは新たに検索条件が加わっている点です。検索条件とは文字通り、範囲内のデータの中から抜き出すための条件を指します。"="や">"、"<"などが利用できます。

Countif()関数の条件設定

 先ほどの1〜10までのデータの個数を数える処理を例に取ると、検索条件に「>5」と加えれば6以上のデータがカウントされます。使い道はいろいろあると思うので、Excelでデータ解析を考えている方はぜひともマスターしておきましょう。

次回はちょっと一休み。Excelのワンポイントテクニックについてご紹介

 
 

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