なすの馬券術

予想シートの作成

  なすの馬券術にはいくつかの特徴が見られますが、大きな特徴と言えば新聞の代わりにスピード指数などの分析結果を集めた予想シートを用いる点でしょう。このシートは私がMicrosoft社の表計算ソフトExcelで作成したもので、基本となるデータはスピード指数とTargetが出力する成績ファイルから構成されています。
   シートはちょくちょく改良を加え、現在のバージョンは第7世代のものになっています。よってシートの詳細を細かく触れてもあまり意味はありませんが、それでもシートに興味を持った方のために別途説明のページを設けました。よろしかったらご覧ください。

予想シート

予想シート Version 7.0

  • スピード指数を基本
  • チェックリストにより馬の「適性」と「能力」を浮き彫りにする
  • 必要な情報をA4 1枚に集約
  • チェックリストの自動生成機能
  • 脚質判定機能

  この予想シートにはスピード指数の分析結果や、出走馬の過去の全レースを分析した結果がまとめられています。私の馬券術で大きなウェイトを占める、「能力」と「適性」の診断は独自のルールに基づきExcelマクロで組まれたプログラムが自動的に求めます。だから、この部分に人間の直感が介在する余地はありません。もっともこれらの診断に関する点は機械的な作業が多く、私自身がやっても大差ない結果が出てくるので、あえて全自動にしています。

  次に、シートから気になる点をマークし、各馬の能力や適性を一覧できるチェックリストに最もマークがついている馬を拾っていきます。このチェックリストが「能力」と「適性」を等価に扱うための苦肉の策です。リストは全部で8項目あり、現在のバージョンでは下記の通りです。

■能力セクション
  • 時計……スピード指数を分析した結果、十分な能力が伺えた馬に○がつきます
  • 潜在……指数には表れにくい馬の能力を判断します。例えば、ハイペースを粘った逃げ先行馬、スローペースで追い込んできた差し馬など…。
  • 信頼……その馬を信頼して良いかを独自のロジックに基づき判断します。例えば、1年以内に連対経験がない馬などにマークがつくことはありません。
  • 調子……近5走の成績や馬体重の推移からその馬が、上がり調子なのか下降傾向なのかを判断します。ローテーションなども加味してます。
■適性セクション
  • 枠順……一言で言ってしまえば、コース毎の枠順の有利不利を脚質別に判断したものです。これに加えて、過去の成績から同じような枠順の時の成績を加味します。
  • コース…コースに対する適性です。基本的にはそのコースを走ったときの連対率やスピード指数などを比較して、適性があるかを判断しています。
  • 距離……レースに近い距離での成績からその距離への適性を判断します。クラシックのように全馬初めての距離の場合や、ダート2300mの様にレース数の少ない場合を考慮し、遊びを持たせた数値で評価します。
  • 当該……レースの施行されるコースと距離がぴったりあった過去のレースの成績を評価します。例えば東京芝2400mの成績が他馬と比べどうか? こんなことを評価します。これが高い馬は、まさに適性十分と言うわけです。

  前半の4点は競走馬の能力を分析した結果、後半の4点は適性を評価した結果です。これを見てあれと思われた方がいると思いますが、実はこの項目は、「失笑馬券劇場」でも使われている能力表に記載されている内容そのものです。能力表であまり評価が高くない馬が、上位に来ていることもあり実際にこのシートは常に改良を施しています。チェックリストの項目も色々検討しましたが、当分上記の項目で評価していくつもりです。

  私の馬券術の基本はスピード指数ですから、かつては指数の分析結果のみを載せていました。でも数値を大々的に取り上げると、数値の大小が印象に残ってしまい、あれこれ考えても指数どおりで買ってしまうことが多かったため、買い目を左右する能力、適性の評価には上記のようなチェックリストにしました。これですと、どの項目も○で表されますから1つの要素のみに固執することは少なくなるはずです。

■注意 Warning!!

  • ナスの馬券術に書かれている馬券術を利用し、馬券をはずし経済的、精神的損害を被っても当方には一切責任はありません。馬券は個人の責任において、購入してください。
  • ナスの馬券術は復習(失笑馬券劇場)と合わせるとより効果的です。
  • この馬券術はまだまだ開発中のため、予告なくここの内容を書きかえることがあります

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