なすの馬券術
着眼点の確認

 この段階で、あなたの手元にはレースのVTRや成績を見たときに感じた印象やメモがあるはずです。おぼろげながら、レースのポイントも見えているかもしれません(慣れてくるとはっきりと見えてます)。
  次のステップでは、その漠然とした印象やポイントをきちんと形のあるものにしていく作業です。「なすの馬券術」ではこのレース全体の印象、ポイントを総じて「着眼点」としています。

1.レースを見て感じた全体的な印象を箇条書きで書き出す

 この作業であなたがする事は、ただひとつ。先ほどまでの工程で、心に引っかかっていること、気づいたことを箇条書き(あるいは自分の書きやすい形)で書き出してください。 気になっていること、レース全体の印象はあまり難しく考える必要はありませんが、「全体の印象」と言うと妙に身構えてしまうかもしれませんので次の様に考えてください。

  • レース全体の印象は、レースVTRを見て展開上気がついた点を書き出す(内側の馬場が悪く、みんな大外を回ってきたなど)
  • 前が詰まって外を周らざるを得なかった、あるいは直線なかなか抜け出せなかったなど
  • G1馬が軒並みやられた
  • 突然降ってきた雨のせいで、馬場がひどく荒れていた
  • ペースが遅く、馬群が全然ばらけなかった
  • 非常にペースが早く、馬群がすごく縦長だった
  • 先行馬が総崩れで、上位5着まではみな差し追いこみ馬だった

などなどです。難しく考えず、気ままにペンを走らせてみてください。もちろん、VTRを見ている最中でも構いませんよ。いったん書き始めると、これでもかと思うほど、まるで人の悪口を言っている時みたいに次から次へと出て来るでしょう(笑)。レースの「着眼点」がすらすらと出てくるのは慣れのせいだけでなく、それだけ考えるポイントが多いレースになります。逆にいくら見ていても、余り書くことがない場合は、分析のポイントとなる「着眼点」が少ないレースと言えます。
 時々、慣れている私にも全然書くべき点が見つからないレースが存在します。 当然、前者の方が分析は大変ですが得るものも大きいです。
 また、慣れていないと全然「着眼点」があがらず、あせってしまうかもしれませんが、その場合は、次に挙げる定型のチェックポイントを利用しても良いでしょう。

2.レースの全体像を決まったチェック項目に基づき確認する

 レースの「着眼点」は慣れてくれば、見るべき点が自然と思いつくので、あえて定型チェックリストを用いる必要はないと思います。ただ、定型のチェックリストは分析の肝となる「レースの着眼点」をある程度きちっとチェックすることが出切る為、分析漏れを未然に防ぐことが出来ます。
 もちろん、「着眼点」を挙げる事に慣れていない方は、いきなりチェックリストからはいっても構いません。チェックリストでの作業に慣れてくれば、リストなしでも「着眼点」が挙がるようになるでしょうし、逆に物足りなさを感じてくるでしょう。 以下に示すチェックリストはあくまでも、私が経験上チェックした方が良いと思われるチェック項目です。御自分の馬券術ではこの辺もチェックする必要があると思われた場合には、どんどん加筆、訂正して新しくチェックリストを作りなおしていただいて結構です。重要な事は、各馬の分析に入る前に、「レースの全体像」=「着眼点」をつかむ事です。

実例とチェックリスト
[チェックリストのダウンロード]  (テキスト形式 2kb)

■注意 Warning!!

  • ナスの馬券術に書かれている馬券術を利用し、馬券をはずし経済的、精神的損害を被っても当方には一切責任はありません。馬券は個人の責任において、購入してください。
  • ナスの馬券術は復習(失笑馬券劇場)と合わせるとより効果的です。
  • この馬券術はまだまだ開発中のため、予告なくここの内容を書きかえることがあります

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