２年ぶりに日本一のコースとして生まれ変わった新潟競馬が開催。コースレイアウトも大幅に変わり、直線1000ｍの日本発のコースだけでなく、右回りから左回りに変わる。基準タイムも変わるため、上記の馬場差は参考程度に。近日中に新潟競馬場のタイム分析を行います。また、脚質別のコース特性は直線1000ｍの通過順位が不明なため、データから除外しております。最終的な基準タイムが確定後、馬場差を計算しなおします。

■第1週：[開催レポートを見る]……まだ注目馬は見つかっていません
[芝コース]
・一昨年の基準タイムと比べるとかなり時計が早い印象。馬場状態がいいこともあるが、コースレイアウト変更による時計短縮の方が大きい。
・日曜日の明け方にまとまった雨が降ったが、もともと早い時計は余り影響なし。
・傾向はさすがに前が止まらない高速馬場。直線1000ｍを除いても逃げ馬の活躍が目立つ
[ダートコース]
・一昨年のダートのタイムと比較すると同じ程度のタイム差。芝ほど高速化傾向が強くないのかもしれない。
・日曜日は雨の影響で多少時計が掛かっていた。水はけうんぬんよりも、ダート1800ｍと以前には存在しなかったコースがあるため、判断材料に乏しい
・傾向的には前残りが強く出ているが、日曜日は差し馬の連対も目立っている。開幕週の傾向としては珍しいので、いちがいに前残り有利なコースとは言いきれない。

■第2週：[開催レポートを見る]
[芝コース]
・基準タイムが無いので、従来のタイムから求めた馬場差で先週の馬場差との比較。
・開幕週よりは時計が掛かるようになっているが、それでも高速馬場は相変わらず。
・脚質分布はテンでばらばら。これは前残り、差しが利く馬場というよりは、コースの特性によるもの。新潟競馬場タイム分析でも触れたが、 外回りコースは差し負いこみが決まりやすく、内回りは逃げ先行馬の天下。その他のトラックバイアスは無視して構わない。
・また、新潟競馬場は陽炎で映像がゆがむほど暑い事にも注意。暑さに弱いタイプには厳しい
[ダートコース]
・ダートはほぼ水準級で推移している。
・傾向は差しが決まりやすい馬場であるが、逃げ馬が粘りこむシーンも多く、単騎で行ける場合には要注意

■第3週：[開催レポートを見る]
[芝コース]
・基準タイムが無いので、従来のタイムから求めた馬場差で先週の馬場差との比較。
・第3週までが終了し、各週毎の馬場差の比較をすると時計の出やすい高速馬場のまま、安定している。
・脚質の傾向もテンでばらばらでつかみ所のない分布だが、外回りコースに好位差しや追込むが多く見られた。これは先週も触れたこと。ただ、全般的に差しの方が有利なコース形態になっている印象。
[ダートコース]
・ダートも芝とは違った意味で安定している。馬場差は水準級。
・傾向的に特に目立った点は無いが、ダート1200ｍの傾向として、追込みが決まりやすい印象を受ける。ダート1200ｍ戦は両日あわせて５レース行われたが、2レースでほぼ最後方からの追込みが決まっていた。短距離＝前残りと考えず、追込み馬にも注意をはらいたい。特に下級条件。

■第4週：[開催レポートを見る]
[芝コース]
・さすがに使いこまれて馬場が悪くなってきたのと、土曜日の朝方にまとまった雨が降ったため、時計が掛かってきた。
・それでもまだ高速馬場の印象。ただし、同じ良発表でも、先週までの良とはやや価値が違うことに注意
・傾向的にはほぼまんべんなく連対しているが、これは先週までの分析で触れている通り、外回り内回りによる差が大きい。差しが多くなってきたのはより上級条件が出てきたことも重なっている。
[ダートコース]
・ダートは雨の影響をもろに受けている。馬場状態も不良から稍重まで回復しているが、午前中行われた3鞍と午後の2鞍では時計の価値が違う。午前中は1秒近く、午後はほぼ水準くらいの馬場差。
・一日としては上記馬場差(-5)と判断。

馬場指数はマイナスになるほど早い時計が出ると言う意味です。
また、指数が１変わると時計にして0.1秒変わります。