File.02 [スピード指数による展開予想] 勝利の方程式

スピード指数による展開予想   実用性:★★★★
即時性:

的中率:---% (馬券術ではないため)
回収率:---% (馬券術ではないため)
概要:
今や指数理論の代名詞ともなったスピード指数。本来は走破時計から各馬の能力を測るためのものですが、使い方によっては展開予想にも使えます。展開を加味すれば、単純に指数だけで見えない所まで見えてくるはず。さて、その方法は…。
 

■予想理論

1.各馬の脚質を求める

「展開指標」から各馬の脚質を求める。その目安は表1の通り。通過順位がレースごとにばらばらな馬の場合、最も着順、指数が良くなった通過順位をその馬の脚質として判断する。

2.ペースメーカーを探す

逃げ馬をピックアップし、レースを引っ張るペースメーカーを探す。ペースメーカーとなりうる逃げ馬の条件は

  • 先行指数が高い
  • 逃げないと着順ががくんと落ちる
3.レースのペースをつかむ

ペースメーカーの平均的なペース指数から、レースのペースを予想する。ペース指数が高いほどペースが速くなる。

 

4.流れに向く馬、不向きな馬を見つける

レースの展開が有利に働く馬を見つけ、不利な馬を割引する。

  • ハイペース……上がり指数が高く、連対時のペース指数の高い差し馬を中心視する
  • スローペース…先行指数の高い逃げ先行馬を中心視する。また、上がり指数が高く連対時のペース指数の低い差し馬にも注意する。
  • ミドルペース…ペース指数が極端に偏っていない馬をあげる。
  • 今回のペースと正反対の連対時ペース指数を持つ馬を割り引く=流れが向かない。
注1)この予想法を利用するにはスピード指数が出力できるソフトが必要です。
注2)文中ではすぺてスーパーパドック2以降を前提に話をしています。
注3)これらを機械的に処理せず、ケースバイケースで考えた上で実行すると良いでしょう。

表1.展開指標−脚質換算表
展開指標 脚質
1.0〜2.0 逃げ
2.1〜6.0 先行
6.1〜9.9 差し
10〜 追い込み
表2.ペース指数とペースの目安(OPEN以上基準)
ペース指数 該当ペース
0以下 スローペース
1〜14 ミドルペース
15〜 ハイペース
表3.スピード指数に関係のある様々な指数
指数名称 説明
スピード指数 走破時計を距離、クラス、馬場差を越えて比較するための1つのものさし。この指数が高い馬ほど走破時計が速い=スピードがある。
先行指数 前半3Fの時計をスピード指数表記したもの。この数値が高い馬ほど、スタートダッシュに優れ、前で競馬ができる。また、1つのスタミナの指標とすることもできる。
上がり指数 上がり3Fの時計をスピード指数表記したもの。この数値が高いほど切れ味がある証拠。
ペース指数 当該レースにおけるペースの指標。数値がプラスに行くほど、速いペースであることを示し、逆にマイナスに行くほど遅いペースであることを示す。実際のハイペース、スローペースの判断はクラスごとに基準値が違う。

 

■展開予想とは?

なぎさ:「展開予想」? 難しそうだね。これって全馬の位置取りを予想することでしょ?
赤ペンおやじ:ふはははは。展開予想なんて無用だぞい。人気のない馬から総流しで万馬券だぞいっ!
けんすけ:……は置いといて、実際、展開予想でほとんどの人が誤解している事だが、各馬の位置取りを全て予想したところで、何の意味はないぜ。
なぎさ:何故? どの馬がどこから行くかを考慮するのが展開予想でしょ?
けんすけ:それは専門誌とかに載ってる展開予想図の弊害だな。全馬の位置があらかじめわかれば苦労はしねぇが、そんなもん当たるはずがねぇ。だから俺の考える展開予想とはちょっと意味合いが違う。
なぎさ:?? それは何? 各馬の位置取りを予想するのが展開予想じゃないって言うなら、何が展開予想なの?
けんすけ:どの馬に流れが向くかって事と、どのような流れになるかって事を予想する事だと思うぜ。
赤ペンおやじ:はん、そんなもんが初めから分かれば、苦労はせんぞい。
けんすけ:わかんねぇから、予想するんじゃねぇか。
なぎさ:どのような流れになるってどういうこと?
けんすけ:さほど深く考えることはないな。流れが速くなる、遅くなる程度でも十分だぜ。さらに馬群の形も予想できれば文句はないが…。
なぎさ:ペースを予想しようってこと?
けんすけ:だな。ペースがわかってくれば、その流れが有利に働く馬、不利な馬も見えてくるだろ。例えば、ハイペースの流れの場合、差し馬有利とか、スローの場合は逃げ先行馬有利とかな。
なぎさ:なるほど、じゃあ展開予想をするっていうことは、レースの流れ、ペースを想定して流れが有利な馬と不利な馬を見つけるってことね。
けんすけ:そういう事だ。これなら全馬の位置取りを予想するよりも現実的だろ?

1.各馬の脚質を見極める

けんすけ:実際に展開を読む前に出走馬前馬の脚質が分かっている必要がある。もちろん、新聞にかかれている脚質を鵜呑みにしてもいいのだが、自分の見解と違っている場合もあるので、できれば脚質は自分で判断した方がいい。
なぎさ:いいって言われても、どうやってやるのか分からないよ。
赤ペンおやじ:ふはははは。そんなもん簡単だぞい。逃げる馬が逃げ馬じゃ。
けんすけ:何を訳のわからねぇ事を…。
なぎさ:あっ! 近走の通過順位を見ればいいんじゃない?
けんすけ:正解。さらに簡単に済ませるなら「展開指標」という数値を使う。
なぎさ:「展開指標」? なにそれ?
けんすけ:簡単にいってしまえば、脚質の判断基準だ。この数値が1に近づくほど逃げ馬といえるぜ。
なぎさ:ん? 通過順位がばらばらな馬でも大丈夫なの?
けんすけ:いや、駄目だ。当てにならなくなる。
赤ペンおやじ:そんな指標、役にたたんぞい!
けんすけ:確かに万能ではないが、おおよその目安にはなるぜ。表1の換算表を使うだけだしな。
なぎさ:へぇ。これだけですむなら確かに楽ね。でもそれなら新聞の脚質を見るのと変わらないんじゃない?
けんすけ:それも鋭い指摘だ(笑)。
赤ペンおやじ:しちめんどくさい指数なんぞ、使う必要ないぞい!
けんすけ:あえて指数を使って判断する理由は、その馬の能力の最も発揮しやすい脚質を見抜くためでもある。
なぎさ:最も能力を発揮しやすい脚質?
けんすけ:例えば、展開指標が3.5あったとする。この馬の近5走の通過順位を確認し、スピード指数や着順の最も良かった通過順位が1-1-1-1だったらどうか? この馬は逃げれば持ち味が出る=逃げ馬と判断できるんじゃねぇか?
なぎさ:なるほど。そういえばそうかも。
けんすけ:だから大まかなところは展開指標で見て、先行馬の場合、能力を発揮できるのは逃げたときなのかを判断すればよい。

2.ペースメーカーを探せ

なぎさ:ペースメーカー? なにそれ?
赤ペンおやじ:心臓の悪い人が入れるあれだぞい!
けんすけ:違う。ぜんぜん違う。この場合のペースメーカーとは、レースを引っ張り、ペースを作る馬のことを指す。
なぎさ:なんだつまり逃げ馬のことか。
けんすけ:まぁそうだな。ほとんどのレースは逃げ馬がレースを引っ張るだろ? よって逃げ馬が刻んだラップがそのままレースのペースになる。レースを引っ張る馬のラップが速ければハイペースになるし、逆に遅ければスローペースになる。
なぎさ:至極あたりまえのことよね?
けんすけ:そう、あたりまえの事だ。それ故にペースメーカーを見つけて、レースのペースを予測することは重要だと言える。
なぎさ:う〜ん、レースのペースを把握するってそんなに大事なことなの?
けんすけ:ハイペースとスローペースでは有利な脚質が違うだろ? 一般論を言えば、ハイペースでは差し追いこみ馬が有利で、スローペースでは逃げ先行馬が有利。レースの展開で言うところの前残りと先行総崩れって奴だ。
なぎさ:ああ、あれ? あれってコースと距離で決まるんじゃないんだ。
けんすけ:もちろんそれもあるが、ペースの影響もある。
なぎさ:でも、どの馬が逃げて、どんなペースになるかなんて簡単に分かるの?
けんすけ:簡単だぜ。そのために、先に全馬の脚質を明らかにしたんだからな。脚質を決めた段階でペースメーカー探しは半分終わっている。
なぎさ:つまり、その中から逃げ馬だけを抜き出すって事?
けんすけ:そうだ。レースを引っ張るペースメーカーは当然逃げ馬の中にいる。逃げ馬が1頭だけなら話は速いが、1レース中に複数の逃げ馬がそろうことはざらにあるぜ。
なぎさ:そういう場合は、適当に選ぶの?
けんすけ:論理的に探すの。逃げ馬の先行指数を見るといいぜ。先行指数はその馬が前半3Fの時計を指数にしたものだからな。この数値が高い馬ほど、より前で競馬ができる能力があるって事だ。逃げ馬でかつ先行指数の高い馬がペースメーカーとなる可能性が高い。
なぎさ:へ? そんな単純なことでいいの?
けんすけ:もちろん別のファクタもあるが、ほとんどこれでいける。注意が必要なのは先行指数は低くても、鼻を切らないと用がない馬。こいつは直線ばてるのを覚悟で強引に鼻を切ってくる可能性があるな。

3.レースのペースをつかむ

なぎさ:先行指数の高い逃げ馬がペースメーカーになると考えればいいのか…。でも、その馬がハイペースで逃げるのかスローペースで逃げるのか、どっちか分からないよね?
けんすけ:そこで今度はペース指数を使う。
赤ペンおやじ:またまた厄介な指数が出てきたぞい。訳分からん。
けんすけ:読んで字の如くだろ。その馬のペースの事だぜ。
なぎさ:あ、なんとなく分かってきた気がするわ。ペースメーカーになる逃げ馬のペース指数でペースを判断するって事?
けんすけ:まぁそうなるな。ペース指数が高いほどハイペースであることを示すから、ペースメーカーのペース指数が高い場合は、ハイペースになりやすいと言えるぜ。
なぎさ:これって当然、逃げたときのペース指数を見なきゃ駄目なんでしょ?
けんすけ:まぁな。控えて出したペースよりは参考になるだろう。

4.展開予想を馬券に活かす 〜流れが向く馬と向かない馬

赤ペンおやじ:結局、逃げ馬なんか探してどう馬券に結び付けるんじゃ。こいつが逃げます。ペースは速いですじゃ、一銭の得にもならんぞい。
なぎさ:確かにそうね。ペースメーカーと予想されるペースが分かったところで、馬券に活かすのは難しいんじゃない?
けんすけ:当然だろ。これまでやってきたのはただの“作業”だぜ。これからやるのが“予想”だ。
なぎさ:あれで終わりじゃないんだ。
けんすけ:レースのペースやコース形状から、流れが有利に働く馬を探す。これが予想だ。スピード指数を使っているなら、指数を見ればおおよその能力は把握できているはず。これに展開を加味して、軸馬の絞込みや穴馬の選定に活かす。
赤ペンおやじ:穴? ペースが分かったくらいで穴馬なんぞ見つかるはずないぞい。
けんすけ:どうかな? スピード指数だけでも、十分に馬券に活かせるが、走破時計だけが馬の能力ではないから、表3にある指数を使って特性を補っている。
なぎさ:で、この指数をどう使うの?
けんすけ:単純に考えれば、スピード指数が高い馬のほうが、低い馬に比べ能力があるとみなせるが、それだけではどんなタイプの馬かわからねぇだろ?
なぎさ:そうね。少なくとも、脚質を見なくちゃ逃げて強い馬なのか、差して強い馬なのかも分からないね。
けんすけ:それに加えて、逃げ先行馬の場合、先行指数を加味し、先行指数の高い馬ほど前半に飛ばせる=持久力のある馬といえる。逆に上がり指数の高い差し追いこみ馬は、切れ味のある馬といえる。
なぎさ:じゃあ先行指数の低い逃げ先行馬や、上がり指数の低い差し追いこみ馬は駄目な馬なの?
けんすけ:一概に能力がないとは言えないが、少なくとも先行力のない逃げ先行馬は、逃げ先行馬が多く出走するレースでは先手が奪えず凡走するか、先手を奪っても無理をした分後半たれてくる馬と見ることもできる。
赤ペンおやじ:上がり指数の低い差し追いこみ馬は、ジリ足って事か?
けんすけ:後ろから行く馬の場合、前を捉えるだけの切れ味があるほうがいいに決まっている。早めのスパートをかけてまくれるタイプでない限り、直線に入っても伸びを欠くタイプが多いのも確かだぜ。
なぎさ:なるほど。じゃあスピード指数と合わせて、この2つも見なきゃいけないわけね。ところで、さっきの流れが向く馬と、向かない馬にはどう結びつくの?
けんすけ:そうだな。これも単純にいえば、ハイペースの場合は差し追いこみ馬有利。よって上がり指数の高い差し馬が中心。スローペースの場合は逃げ先行馬有利。よって先行指数の高い逃げ先行馬が中心と言えるな。
なぎさ:それだけ? そんな単純なことなの?
けんすけ:これがあくまでも基本。レースの流れは、出走メンバーやコースによっても大きく変わってくるから、そのレースがどういう形になるのかを見極めることが必要。で、俺はもう1つの指数を使っている。
なぎさ:もう1つと言うと、ペース指数?
けんすけ:そう、ペース指数。ハイペースになりそうなレースの場合、各馬の連対時のペース指数を見て、ハイペースのレースで適正を示している馬を1枚上に見る。逆にスローペースになりそうだったら、スローペースでのレースに適正を示している馬を1枚上に見る。
赤ペンおやじ:適性ってなんじゃい。訳わからんぞい。
なぎさ:指数が高いって事?
けんすけ:半分だけあたりだ。だがスピード指数はハイペースのレースほど高く、スローペースは低く出るようになっているので、この場合はあまり参考にしない方がいい。俺の言っている適性とは、ハイペースでの連対経験や、レース振り=行きっぷりだぜ。
なぎさ:行きっぷりっていうと?
けんすけ:例えば、スローペースだと4-5-6-5のように好位で競馬ができる馬が、ハイペースになると8-9-9-11のように明らかについていけない感じ。あるいは、着差がペースにより大きく短縮されるなどだ。新聞から分かる適正といえばこのくらいか。
なぎさ:ふ〜ん、じゃあペースメーカーのペースに合わせて、そのくらいのペースで成績が良くなる馬が流れが向いているといえばいいのね?
けんすけ:まぁそう言う事だな。

■実例:

けんすけ:最後に実例を挙げておくか。サンプルは2000年3月5日に行われた「中京記念」だ。
なぎさ:あ、メイショウドトウが勝ったレースね。
赤ペンおやじ:あ、あの3500円ついたレースだぞい。
けんすけ:配当だけ覚えてんじゃねぇ! で、このレースはペースメーカー候補の逃げ馬(展開指標が低い馬)をリストアップすると下記のようになるぜ。

馬番 馬名 先行指数 ペース指数 スピード指数
4 ワンダーファング 23 4 93
7 サンデーセイラ 22 6 88
12 アンブラスモア 32 19 105
14 ロードアヘッド 16 20 (83)

なぎさ:なるほどね。で、問題のペースは?
けんすけ:逃げ馬が4頭もいる上に、どいつも控えるつもりなんてないだろう。本来なら先行指数上位のアンブラスモアが逃げるだろうが、ロードアヘッドは逃げて何ぼの馬だから何が何でも鼻を取りにいくだろうな。
なぎさ:じゃあロードアヘッドのペース指数になるわけ?
けんすけ:それよりもやや速くなるか? 元々ペース指数が20あるから、ハイペースになることは必死だぜ。
なぎさ:で、ハイペースの流れで有利なのは?
けんすけ:このレースの有力馬は次の馬だぜ。この馬の中から今回の流れが有利に働く馬を見つける。

■有力馬


馬番 脚質 馬名 先行指数 上がり指数 連対時ペース指数 スピード指数
13 先行 メイショウドトウ 21 14 11 90
11 差し ブリリアントロード 23 16 17 102
10 差し チェックメイト 17 12 16 95

なぎさ:ハイペースの流れの基本って、差し馬を中心に見るんだっけ?
けんすけ:その通り。上がり指数上位組みの差し馬をピックアップすればよい。スピード指数上位、上がり指数上位の差し馬ならなんと言っても、ブリリアントロード。この馬を中心視していいだろう。
なぎさ:メイショウドトウって有力馬に上がっているけど、先行馬じゃないの?
けんすけ:確かに先行馬だが、先行指数も上がり指数も高い。先行馬で双方を備えているのは、有力馬にあげていいと思うぜ。先行して粘れる足を持っているって事だからな。それに連対時のペース指数が11と今回予想されるハイペースにも対応できそうだし。
なぎさ:じゃあ人気になっているエリモエクセルとスエヒロコマンダーはどうなの? この2頭も差し馬でしょ?

■人気馬


馬番 脚質 馬名 先行指数 上がり指数 連対時ペース指数 スピード指数
2 差し エリモエクセル 16 22 -7 101
6 差し スエヒロコマンダー 28 12 4 93

けんすけ:上のデータシートを見ても分かると思うが、人気のエリモエクセルはスピード指数上位で上がり指数もメンバー中TOPの実力馬だ。
赤ペンおやじ:おかしいぞい。だったら何で有力馬にあげんのじゃ。さては人気を嫌ったな!
けんすけ:おやじじゃねぇんだから、人気で切らねぇよ。エリモもスエヒロも嫌った最大の理由は、連対時のペース指数にある。エリモの連対時のペース指数は-7とかなり遅い。つまりこの馬の切れ味が生きるにはスローペースでなければならない。
なぎさ:あっ、で、今回はハイペースが予想されるから、エリモエクセルはいらないと見たのね? じゃあスエヒロコマンダーを嫌ったのも同じ理由?
けんすけ:そうだ。おまけにスピード指数や上がり指数もやや足りないしな。とにかくこの2頭は今回の流れに向かないと見ていい。
なぎさ:なるほど、ハイペースの今回は上がり指数上位で、ペース指数も高い方がいいんだもんね。そういう風に見れば、エリモエクセルはいらないね。
けんすけ:エリモエクセルなんて、スピード指数が高いから、指数だけで買うと間違いなく上位に来る。おまけに人気サイドだから来ても旨みが少ないぜ。


  2000年 3月 5日(日) 1回中京2日 11R
第48回トヨタ賞中京記念 5歳以上・オープン・G3(ハンデ) (混) 芝 2000m 14頭立
脚質 馬名 性齢 騎手 タイム 3F 通過順位
1着 8 13 先行 $メイショウドトウ 牡5 安田康彦 1.59.1 35.9 4-4-3-2 3
2着 7 11 差し ブリリアントロード 牡6 山田和広 1.59.6 36.1 4-4-4-2 6
3着 7 12 逃げ アンブラスモア 牡7 須貝尚介 1.59.6 36.6 2-2-1-1 7
4着 4 5 差し セイウンエリア 牡6 橋本広喜 1.59.7 35.4 14-13-11-8 10
5着 5 7 逃げ サンデーセイラ 牡6 菅谷正巳 2.00.0 36.6 3-3-4-5 13
6着 2 2 差し エリモエクセル 牝6 土肥幸広 2.00.1 35.9 10-10-10-8 2
7着 4 6 差し スエヒロコマンダー 牡6 後藤浩輝 2.00.2 36.2 6-6-6-6 1
8着 6 10 差し チェックメイト 牡6 高橋亮 2.00.3 35.9 13-13-11-8 5
9着 1 1 差し カネトシガバナー 牡6 秋山真一 2.00.7 36.7 9-9-6-6 8
10着 5 8 差し ドラゴンライト 牡7 木幡初広 2.00.9 36.6 10-10-11-14 4
11着 3 4 逃げ ワンダーファング 牡5 清山宏明 2.01.0 37.0 6-6-6-8 12
12着 3 3 先行 $エイシンルバーン 牡5 菊沢隆徳 2.01.1 37.1 6-6-6-8 11
13着 6 9 先行 バンブーマリアッチ 牡6 野元昭嘉 2.01.3 37.0 10-12-11-8 9
14着 8 14 逃げ $ロードアヘッド 牡7 中舘英二 2.01.6 38.5 1-1-2-2 14

LAP :12.8-10.7-11.3-12.4-12.3-11.7-11.8-11.9-12.2-12.0


なぎさ:ところで、着順を見ると逃げ馬のアンブラスモアが僅差の3着に粘っているね。これはどうなの?
けんすけ:アンブラスモアは昨年の天皇賞・秋で大逃げをうってレコードタイムになるほどのハイペースであったにも関わらず、4着に粘っている実力馬だ。おまけにハイペースでの連対経験もあり、ハイペースを得意としていることがうかがえる。他の逃げ馬3頭とははっきりいって格が違うぜ。
なぎさ:ふ〜ん、格の違いかぁ。
けんすけ:これは今回の展開予想の応用だから覚えておいてほしい事だが、ハイペースで流れが逃げ馬不利でも、連対時のペース指数が高い逃げ先行馬は力を発揮することがある。これはもちろん他の要素もなければいけないが、先行総崩れの予想の中で穴をあけるのは、崩れると思われた逃げ先行馬が粘ったときだ。逆にハイペースでの連対経験が多い馬は、ペースが速い方がマイペースゆえに力を出しやすいとも取れる。
なぎさ:何事も機械的には決められないのね…。
けんすけ:それが予想ってもんだぜ。

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