やってくれるぜ、JRA-VAN
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現在、JRA-VAN DataLab.についての書籍を執筆していることは、BLOGでも再三取り上げたので、ご存じかと思う。DataLab.には開発者向けのメーリングリスト(というより、メルマガ)が用意されている。登録しておくと最新の情報(ほとんど変更情報だが)がメールで配信される。
つい先日届いたメールには、「Ver2.10がリリースされた」とある。しかも、バグフィクスではなくメソッドが追加されている。仕様書を落としたばかりでまだ目を通していないが、本の内容に影響があることは確かだ。
DataLab.ではダウンロードしたデータを読み込むのに、JV-LINKのJVRead()というメソッドを利用する。これに加えて、JVGets()が追加されたというのが、今回の変更点である。機能としては同じものだが、内部の動作に変更が加えられている。
●データ格納先バッファへ受け渡される値がSJISのVariant(SafeArray・VBの場合
はByte型配列)になりました。
●バッファの解放をメソッド内で行わない為、呼び出し側アプリケーションで解
放するようにして下さい。
上記がメールに書かれていた変更点だが、これを見て、JVGets()を利用するメリットがわかる人間がどの程度いるのかはなはだ疑問である。おそらく、掲示板からの意見を元に新設されたものであると思うが、意図はつかみかねる。JVRead()と明確に区別して利用できるのだろうか?
書籍の中では、どちらを使うかも示唆する必要があるので、頭を抱えている。もうそろそろ、脱稿を迎えるので、おそらく、JVGets()は無視することになるだろうが。
JRA-VANは担当者個人は親切な方が多いが、組織としてはやはり役所の印象を受ける。
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コメント
現在、この問題について出版社と編集者との間で話し合いをしています。発表の3日前にJRA-VANの開発担当者の方とメールをしていただけに、残念な話です。
投稿者 吉田章太郎 : 2004年10月22日 09:08
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