電子書籍の時代?

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amazonからKindleが発売され、AppleからiPadが発売され、ドキュメントリーダーが整いつつあります。これを受けてか、書籍の電子化サービスなるものが脚光を浴びてきています。
吉田もマンガ、雑誌を皮切りに、ScanSnap S1500を使って書籍や資料などのドキュメントの電子化を進めていますが、手間はかかるものの、書籍が片付いたり、設計資料を手軽に電子化(PDF)に出来るメリットを実感しております。
今回は、自分なりに見つけた取り込み方法をまとめたいと思います。

吉田が現在取り込んだドキュメントの種類は下記の通りです。

  • 青年コミック (500円のコミック)
  • 雑誌(技術系)
  • 家電取扱説明書 (ホッチキス止め)
  • A4ルーズリーフに書かれたドキュメント(ボールペン手書き文書、図)
  • 年賀状
  • 写真

今回は手書きA4ドキュメントと、青年コミックの取り込みについて書きます。

■A4手書きドキュメントの取り込み

ドキュメントは手書きで、ボールペン(青、赤、緑)で書かれているものとします。基本的には文章と図によって構成されています。ルーズリーフやA4コピー用紙に書かれているため、裁断機による分離作業は不要です。ホッチキスや折れ目がある場合は事前に取り除いたり、直しておきましょう。

可読性においては後で説明するマンガと同じ解像度でも特に問題はありませんが、手書き文字の場合印刷よりも鮮明さに欠けるため、スーパーファイン以上の解像度の 方がよいと思います。

doc1

doc2

その他の設定はデフォルトにしています。

■青年コミックの取り込み

コミックスの場合は、のり付けしてあるので裁断が必要です。また、カバーについてはカッターでカットする必要があります。

(1)カバーのカット

カバーの取り込みは好みもありますが、吉田はあまりこだわりがないので、1ページのサイズに合わせてカットしています。

doc3

(2)本の裁断

そのままでは裁断機に入らないので、カッターでコミックをふたつに切り分けます。そして、片方ずつ裁断機に掛けます。PlusのPK-513L 裁断機の場合、ルーラーの位置を12.4cmにセットします。いろいろ検討した結果、この位置が一番効率的に取り込めます。

重要なのは、1ページずつ切り残しがないことを確認することです。パラパラとページをめくり、くっついているページがあれば手で切り離します。12.4cmで裁断するとほとんどのページはきれいにバラバラになりますが、たまに最初や最後の方のページがカットされていないことがあるのでチェックは忘れずに。

(3)取り込み

基本的な設定はA4手書きドキュメントと同じです。ただし、解像度はファインに落としています。絵柄が細かいマンガの場合は、荒くなるのでスーパーファインにした方が良い物もありますが、ほとんどのマンガはファインで十分です。これをJpeg保存してZipで固めるとだいたい1冊あたり50MBぐらいのサイズになります。

ここでの注意点は、オプション設定で変なオプションを付け加えないことです。特に「文字をくっきりします」と「原稿の向きを自動的に補正します」にチェックが入っているとあとあと後悔しますので外しておきましょう

あとは、だいたい1/3ずつページをスキャンします。

(4)モノクロページを取り出す

何冊かスキャンして気づいたのですが、白黒がはっきりしているページと、全体的に黄ばんでいるページに分かれていることがあります。ScanSnapはページの端の色をベースの紙の色と判断するようで、本全体が黄色くなっている本と、白い部分が多い本では取り込み結果が変わってきます。

色がページ毎に変化するのは読みづらいので、まず、全体をモノクロとして出力します。なお、この作業はAdobe Acrobat上で行います。[ファイル]-[出力]-[画像]-[Jpeg]メニュでエクスポートします。

PDF1

(5)モノクロページのJpegをZipで圧縮する

出力されたJpegファイルをZipとして圧縮します。この段階ではすべてモノクロだと覚えておいてください。
Zipが出来たら元のJpegは削除します。

(6)カラーページのJpegを出力する

次にカバーや表紙などカラーページの原稿をJpeg化します。(4)と同じ操作をしますが、Jpegの設定が「グレースケール」から「カラー:RGB」に変わります。

PDF2

(7)カラーページのJpegをZipに加える

(6)で作成したカラーページのJpeg画像を(5)のモノクロページが入ったZipに加えます。必要なページだけを差し替える形です。すべてのページを差し替えたら意味がないので、注意してください。

コミックの取り込みは、これで完了です。

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