WindowsXP SP2に起因するトラブル?

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 WindowsXP SP2日本語版が9月5日にリリースされた。本サイトをご覧になっている方の多くは、WindowsXP SP2よりも9月11日の3連単全国発売の方に目がいっていたと思う。小生もこちらの対応に追われ、SP2についての評価をしていなかった。
 しかし、最近になりちらほらとSP2に起因するトラブルの報告を受けるようになった。開催情報などのIPAT通信がうまく行かないとのこと。

 WindowsXP SP2ではセキュリティに対する多くの変更がされている。ポップアップ抑止や未署名のActiveXの使用停止、(中途半端な)ファイアウォールと(中途半端な)アンチウィルス。
 この中でシンプルぱっとやおっず道楽が影響を受けそうなのは「未署名のActiveXの使用停止」と「ファイアウォール」である。

 ファイアウォールに関するトラブルはサポート掲示板でもたびたび取り上げられるが、まともに設定していないファイアウォールは害にしかならない。多くのアンチウィルスソフトは定期的な更新をするだけで、セキュリティ機能を利用できる。しかし、ファイアウォールはそれなりに知識を持った人が運用しないと意味がない。
 ノートンやウィルスバスターなどの市販ソフトの場合、知識を持たない人でも簡単に扱えるように、ある程度過剰な設定をしてある。しかし、未知のアプリケーションが通信を行う際にはポップアップで知らせてくるため、その際に通信を許可すれば問題は発生しない。ましてやシンプルぱっと、おっず道楽はブラウザと同じ通信ポートを使用しているため、通信そのものを遮断しなければ問題は発生しない。

 ここからは吉田個人の見解にすぎないのだが、ファイアウォールの設定をしないで運用するのであれば、ファイアウォールソフトの使用をやめ、むしろルータを導入すべきだと考える。トロイなどを検出するために、アンチウィルスソフトとの併用をおすすめする。ルータはIPマスカレードというインターネット側(WANポート)アドレスと、LAN側アドレスの変換機能のおかげで、結果的に外部からの不正進入をある程度防げるためである。

 では、なぜWinXP SP2のファイアウォールで問題が発生するのか? Microsoftはセキュリティ問題についてはかなりいい加減な対応をしているので、今回もそれが原因だと思っている。詳しい対応は週末にXP SP2をインストールして調査してみたいと思う。
 なお、Outlookのセキュリティ対策を例にとると、添付メールから感染するウィルスへの対抗手段として、ウィルスの有無にかかわらず添付ファイルを削除するという荒技を披露してくれた(実際には隠しただけ)。設定によりこの機能はOFFにできるが、PCに詳しくない人にとってみれば、添付ファイルを勝手に削除したことに等しい。メールソフトがOSと結合して、さまざまなセキュリティ問題に発展していることに目をつむり、実にいい加減な対応である。

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