メインPCのスタンバイモード

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 吉田が書籍の追い込みに入っている時期に、電源の交換をしてCPU負荷が常に80%近く消費されてしまう話は以前に触れたと思う。今回はそのときの話の続き。
 この現象は、PCに搭載していたマクロンのMPT-500という電源のコンデンサがドライアップしたことに端を発している。ドライアップとは、熱などの影響で、コンデンサが容量抜けを起こしてしまう現象のことであり、一言で言うなら「寿命」である。
 以前、へたった電源を無理矢理使っていたら、電源が爆発し、マザーや光学ドライブ一式が死亡した苦い経験があるので、今回は早めの交換となった。

 今回交換したのは、SuperFlowerの430W電源である。この電源は内部にファンコンを内蔵しており、自動的に風量を調節する仕組みになっている。前回、この電源に換装したところなぜかCPU負荷が80%になってしまったことを書いた。その原因はCoolONというソフトウェアクーラーであった。
 CoolONをはずすと、CPU負荷は正常に復帰し、以後トラブルらしいものはおきていないと思っていた。
 しかし、ある時、処理が重いことに気づいた。VMWareというOS上に、別のOSを動かすための仮想マシン環境ソフトを動かしていたときのことだ。VMWareは吉田が使うアプリケーションの中でも、屈指の重たさを誇る。なにせWindows2000の上にさらにWindowsXPを動かそうという代物だから。
 書籍の追い込み時期と言うこともあり、追加調査をしている時間もなかったため、OSを再起動したら元に戻ったので放置してきた。だが、やはりそのまま放置するのは精神衛生上よろしくない。そこで、現象をじっくりと観察することにした。

(1)PC起動直後

・同時に起動する常駐ソフトがあっても問題なし
・CPU負荷の平均値は5%前後

(2)1時間ぐらいアプリケーションを稼働させる

・アプリケーションが消費するリソース以外なし
・アプリケーションは、Macromedia DreamWeaver、VisualBasic6、VisualBasic.NET2003
・アプリケーションのアイドル時の平均CPU使用率は、5%前後

(3)なにもさせずに一晩放置

・ファイアウォール、アンチウィルスなどの常駐ソフト以外稼働しているアプリなし
・ネットワークに対する負荷もなし
・朝に平均CPU使用率を調査すると、80%前後
・タスクマネージャで負荷を確認すると、カーネルが80%利用している

 (3)のケースが今回の現象に一致する。ちなみに吉田は省電力モードにはしていない。電源の
設定を確認すると、唯一ハードディスクが20分間未使用の場合に、電源をOFFにする設定に
なっていただけである。
 しかし、今回の調査では(3)のケースのみがCPU使用率の上昇を招いているので、HDDの省電
力設定もOFFにした。その後、特に問題は発生していない。吉田は、S-ATAのHDDをRAID1で
使用しているが、これと何か関係があるのかも知れない。BIOSの設定とあわせた追加調査を
行いたいと思う。

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