省電力CPU GeodeNX

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 週末に秋葉原に赴き、AMD製のGeodeNXというCPU一式を購入した。吉田宅で利用しているサーバー用のPCをリプレースするためである。今回リプレースしたサーバーは6年前に作ったPCをサーバーに転用したもので、CPUにはAMD K6-2 500MHzを利用している。マザーボードはSocket7という規格であり、同時期のIntel社製CPUと言えば、PentiumIIやCeleron300Aであることを思えば、相当の年代物だ。

 このサーバーは、主にFTPとスパムメールフィルタとして機能している。その他にLAN内の共有ドキュメント置き場にも利用している。数ヶ月前から、VNCによるリモート管理に切替、ディスプレイはおろか、キーボードもマウスも繋がっていない。従って、メールフィルタの設定などはすべてVNCを通して行われていた。
 しかし、ここ最近、特に処理が重く感じられ、FTPなども接続したのにディレクトリが表示されないことがあった。どうも、アンチウィルスAVG6からAVG7にバージョンアップしたことが影響しているようだが、サーバー上のアンチウィルスは重要なので、アンインストールもできず、今回処理能力の向上を目的のアップグレードとなった。

 省電力CPUといえば、VIAのC3が候補に挙がるが、Linuxで運用するならともかく、Windowsを運用する場合、満足のいくパフォーマンスが得られるかは疑問である。特に今回はサーバーのレスポンス向上が目的なので、以前と同程度のスペックでは物足りないのだ。

 そこでハイパフォーマンス、省電力のGeodeNXが候補に挙がった。今回購入したのはGeodeNX 1750というモデルである。公称値では14Wの消費電力となっている。C3 Nehemia 1GHzと比べても多少の上昇で済んでいる。
 省電力プロセッサーの場合、ファンレス稼働のほうに目がいくが、Nehemiaでは正直大型ヒートシンク+ファンレスという構成では、かなりの温度上昇を伴い厳しい(アイドル時50℃前後)。GeodeNXは6cmヒートシンクでもアイドル時40℃前後の温度上昇で止まった。
 もちろん、ケース内のエアフローなど条件が異なるため、単純な比較はできないが、HDBENCHの整数演算の結果が6万を超え、C3の約2倍に達していることからもパフォーマンスと省電力の両方を実現している。

 こちらの記事では、Pentium-Mがハイパフォーマンス・省電力CPUとして評価されている。しかし、Pentium-Mの実売価格3万に対し1/5の6000円で買えるのだから、コストパフォーマンスではGeodeNXに軍配が上がる。

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