メディアの寿命気にしてますか?

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 ウィルスやHDDやOSのクラッシュに備え、CD-R/RWやDVD-R/RWにバックアップをとる人が増えてきている。まだ、常識といえるほどバックアップが定着しているわけではないが、以前よりは確実に増加している。もっとも、これは吉田の周りで聞かれる声を元にしているので、ソースとなる統計データはない。
 ここで問題になるのは、バックアップに利用したメディアの寿命である。

 CD-Rが普及する以前のバックアップ媒体といえば、もっぱらFDやMOであった。吉田はMOを利用していたが、ほとんどの人がFDにコピーしていたのではないだろうか。しかし、FDはキズに埃に弱いことはもちろん、温度にも弱く、3年も経つと読めないディスクやファイルの破損が見つかるケースもあった。
 バックアップに使っているメディアは、磁気などを利用してデジタルデータを保存するため、思っている以上に寿命は短い。写真、書籍などに比べると短命だといえる。

 CD-Rに保存されたデータも永久に保存されるわけではない。メーカーのウェブサイトには100年〜30年と寿命のデータに開きがある。測定基準が違うこともあるが、専門的になるのでここでは言及しない。
 一番の問題は、CD-RやDVD-Rのような光ディスクメディアの寿命が、恒久的ではないという点である。一時期、半永久的に保存できるような印象を与えていたが、紙媒体に記録した情報よりも劣化が早いということに注意が必要である(ものにもよるが)。

 米国ではDVDの寿命の表示義務が検討されている。大切なデータを光ディスクに保存する場合、10年に1回は別の媒体にコピーし直した方が良いだろう。どこのメーカーも標準状態で保存されていれば、最低でも10年は持つように設計されている。

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