時間管理に右往左往

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 吉田が好きな書籍に、今日の必ずトクする一言 完全収録編という書籍がある。
 本書の著者は「限りある資源」をテーマに、パソコンやメカトロニクスなどを深い知識により考察し、ウェブ上で記事を発信されてきた方である。残念ながらウェブサイトは終了してしまったが、その集大成は活字で読むことができる。
 この人がサイトを終了させるときに、「最後に行き着くのは時空間リソース」であると書かれていた。時間と空間は、限りある資源の中でももっともどうにもならないものだ、という意図だった。

 確かに忙しい人にも、暇な人にも1日は平等に24時間しか与えられていない。つまり、非常に限られたリソースであることは確かである。電車の中で携帯を操作するときも、ぼーとTVを見ているときも、仕事をばりばりとこなしているときも、時間というリソースを消費している。しかも、24時間という時間は変わらないし、睡眠や食事など必ずとらなければならないものもある。結局、限られた時間を生かして、やるべきことをこなすには「時間管理術」という技術が必要になる。吉田も時間管理について取りくんでいることは、「情報と時間の管理」という記事で触れた。

 現在、取り組んでいる方法は、タイムマップの作成と日々のやるべきことをToDoで整理することである。タイムマップとは「超時間活用ノート」という書籍で解説している時間管理術である。吉田の使っているタイムマップは、プライバシーに大きく関係するのでここでは公開できないが、簡単に説明すると次のようになる。

時間を収納箱ととらえ、その大きさに見合った仕事を隙間に埋めていく。このために必要なものがタイムマップである。タイムマップは縦軸を時間、横軸を曜日に見立てた1週間分の表を用意し、その中にある曜日のある時間に処理すべきことを記入していく方法。

 1週間分の予定といっても、●月×日に誰々と会うといった細々としたスケジュールではなく、月曜日のAM10:00〜12:00は仕事、火曜のPM3:00〜5:00は会議といった、カテゴリーごとに分けられた仕事をスケジューリングすることを指す。

 この方法の良いところは、仕事を切り替える時間が明確になるため、ひとつの事だけにかまけて他のことがおろそかにならないことである。
 時間管理の基本は、細切れになった時間の活用にあるが、10分、15分といった短い時間をどう生かすかよりも、うまくまとまった時間にする方が有効だと考えている。タイムマップは時間をひとまとめにするのに役立つ。

 あとはやはり定番のToDoになる。ToDoはパソコンやPDAを使ったデジタルなものから、ポストイットを手帳やモニタに貼り付けるアナログなものまである。これは各個人が自分にあった方法をとればいいと思う。

 吉田のケースを紹介すると、1〜6ヶ月単位のスパンを持った中期計画は、PalmのToDoを利用している。この場合、なくす心配もないし、なにより集中管理されているので忘れることはない。
 中期的な計画を元に何かをするには、日々のToDoに落とし込む必要がある。ここは現在、紙のメモを使っている。紙のメモに日付を書き、その日にやることをとにかく羅列する。その後、優先順位をつけてから、処理する。
 一元管理の観点からすれば、日々のToDoもPalmで管理できると良いのだが、まだうまい方法が見つからない。

 時間管理で大切なことは、情報を整理することだと思う。あれもやらなければならない、これもやらなければならないとなっていると、頭の中が混乱し、結局やるべき事をこなさずに1日が終わることが多い。ToDoを使うのは、タスクの処理中は、やるべき事に集中するためである。疲れてくると、次にすべきことがなかなか思いつかないこともあるし、仕事の進行具合によってはタスクの優先順位などを入れ替えた方が良いこともある。

 今後はToDoリストの効率的な作成方法、管理方法を研究してみたい。

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