トレンドマイクロ騒動に見るソフトテストの重要性

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 アンチウィルスソフトメーカー大手の「トレンドマイクロ」が引き起こした、「ウィルスバスター」シリーズの不具合。平衡して福知山線の脱線事故が発生しているため影が薄いが、ご存じの方も多いと思う。
 「ウィルスバスター」が引き起こした不具合は下記の通りである。

パターンファイル「2.594.00」をダウンロードしたPCもしくはサーバのCPU使用率が100%となり、処理が著しく遅くなって実質的に利用不能となる

 この件で教訓としてあがっているのは、ソフトウェアテストである。吉田も身に覚えのあることだけにこの件は興味深く見守っている。

 xUnitと呼ばれるユニットテストツールが用いられる。

 吉田が過去に経験したシンプルぱっとのバグは、自動運転処理に多く集中している。処理内容が煩雑と言うこともあるが、仕様変更をした際の検証項目が多いことも原因のひとつである。この部分にユニットテストが導入できると、開発速度と品質の向上が得られる。
 シンプルぱっと2では導入に間に合わなかったが、自動運転専用ソフトの方では、テストドリブン開発を行い、品質と生産性の向上に役立てたいと思っている。

 トレンドマイクロ社の事例は、改めてテストの重要性を気づかせてくれた。

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» トレンドマイクロの「ウイルスバスター」に不具合 全国のシステムに障害 from 星を見る人
■トレンドマイクロの執行役員 日本代表 大三川彰彦氏 トレンドマイクロ社「ウイルスバスター」の 4月23日のウイルスパターンファイルに不具合があり ・... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年05月01日 14:46

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