転ばぬ先のWindowsPE

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 メインPCのOSを入れ替え作業を行っていることについては、5月6日の記事で触れた。無事インストールも終了し、環境整備をしようと思っていたところ、ひょんな事からOSが起動しなくなってしまった。セーフモードですら起動しなかったので、相当重症であることは確か。しかも、運の悪いことに、データをメインPCに移す際、コピーではなく移動してしまった。

 バックアップは何重かにわけて行っているため、最新のデータをあきらめれば何とかなるのだが、最新のデータにはメール等もふくまれているため、何としてもサルベージしたいところ。
 WindowsXPの修復セットアップ(回復コンソール)で、レジストリの書き戻しなどを行ったが、症状は改善しなかった。
 そこで、最後の手段として、WindowsPEを作ることにした。PEとはPreinstall Enviromentのことで、一言でいうならCD-ROMで起動するWindowsの事である。ここでは、特にBartPEのことを指す。BartPEはPE Builderという専用のソフトと、WindowsXP SP1以上を使用して、CDブート環境を構築するものである。吉田は今回、WindowsXP SP1が稼働するノートPCと、WindowsXP SP2のCD-ROMを使って作業を行った。

■WindowsPEの作成

(1)PE Builderをダウンロードする
(2)解説サイトから張られているリンクをたどり、自分の環境に必要なプラグインを集める
(3)プラグインをPE Builderのインストールフォルダに展開し、必要な設定を行う(ほとんどは設定を行う必要がない)
(4)PE BuilderでブータブルWindowsXPのISOイメージを作成する
(5)できあがったISOイメージを、B's Recorderなどのライティングソフトを使い、CD-Rに焼く(満足のいくものができるまでは、CD-RWに書く方がよい)
(6)ブータブルCD-RをCD-ROMドライブに挿入し、再起動をかける。

 詳しいやり方は解説サイトをご覧いただきたい。

 今回吉田が使用したプラグインと、そのリンク先を書いておく。

■吉田が使用したプラグイン

Explorer&IE
fix net
Japanese Language
Enable Shutdown Dialog
RAID Driver
Screen Resoultion ver.1

 これでLANとインターネット(ウェブ)、RAID(3Ware Escalade)へのアクセスが可能となった。データの復旧には十分な環境である。あとは、それぞれの必要と思われるプラグインを追加すればよい。
 なお、LANの設定はBartPEを起動したときに、設定画面が表示されるが、毎回毎回再設定するのが面倒な場合は、PeNetCfgというプラグインフォルダを探し、PeNetCfg-static.iniを参考に、自分の環境に合わせた設定を行うといい。

関連サイト:
NN SPACE -PE BuilderでWindowsXPブータブルCDROMを作ろう
自分好みの緊急用ブートCDをつくろう!

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