夏を越せるか?

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 暑い日が続くと心配になるのが、パソコン内部の温度。CPUの高性能化に伴い、年々消費電力がアップし、 パソコン内の温度上昇はどんどんあがっている。メーカー製パソコンの場合はある程度安全パイをとっているので、さほど気にする必要がないが、 自作PCの熱設計は組み立てた本人によるところが大きいため、注意が必要である。

 パソコン内部にはさまざまな熱源があり、適切に廃熱しないと熱暴走や最悪破損もあり得る。 吉田のように自宅でサーバーを立てているものの場合、火災の危険性もある。それ故に熱に対する対策は、結構敏感になっている。
 熱を発する代表的なパーツは下記の通りである。

  • CPU
  • メモリ(メモリチップ)
  • 電源
  • チップセット
  • HDD
  • VGAカード(グラフィックカード)

 特に問題になるのは、CPU、チップセット、VGAの発熱である。CPUをはじめとする半導体には、 ジャンクション温度というものが存在し、この温度を超えると破損する。この温度は表面温度ではなく、半導体のコアとの接合温度を指す。
 また、マザーボード上には円筒形のアルミ電解コンデンサがあり、この部品が熱に弱く、温度が10度あがると寿命が半分になる。

 このようにさまざまな熱源の固まりであるPCだが、自作PCを使っているものにとって、「夏を越せるか?」 というのがひとつの目安になる。日本の夏は高温多湿で窓を開けても暑いし、しめると蒸し風呂のようになる。 決してパソコンにとって優しい環境とは言えない。

 吉田の場合、まだ夏を越していないパソコンが1台ある。サーバーマシンとして利用しているAMD GeodeNXマシンである。 このPCの問題点として、低消費電力の割にCPU温度が高いところにある。たしかにあり合わせのパーツを利用したので、 CPUクーラーは貧弱ではあるが、ケースファンがサイド×1、背面×1、天井×1とメインPCよりも贅沢な使い方をしている。 アイドル時のCPU温度は42℃(室温 27℃程度)であり、夏を越すにはやや不安が残る。システム温度が33℃とまだ余裕があるため、 CPUの熱が処理し切れていない印象。となると、もっと強力なCPUクーラーに載せ替えれば問題は解決するのではないかと思う。

 このPCはシンプルぱっとの自動更新など、データ収集にも利用しているためとりわけ重要なポジションであるため、 本格的な猛暑の前に対応したいと思う。
 皆さんもこの季節は、パソコンの掃除をして、夏に備えてください。

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