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　Outbound Port25 Blockingとは、メール送信の際に利用されるポート25番の利用を制限するもので、 プロバイダー内の送信サーバー(SMTP)を利用する分には問題がないが、レンタルサーバーなどが提供している送信サーバーを利用する場合、 送信を制限するものである。

　今年に入って主要なプロバイダーが同技術の導入に踏み切ったようで、 切り換える前のプロバイダーは問題がなかったので実施に気づいていなかった。

　スパムメールが減少するのは望ましいことだが、効果のほどは疑問である。 相変わらずメールボックスにはアダルト系のスパムメールであふれ、 減るどころかどんどん増えている(これらはすべてスパム対策ソフトでカット)。スパムの撲滅には、 国内であればスパム最大手のYahooが正しい対応をし、かつスパム送信国の上位に名を連ねる韓国と中国が本腰を入れなければならない。

　いずれにせよ、Outbound Port25 Blockingは、今後さまざまなプロバイダーに提供されるだろうが、 その際の対策方法は覚えておいた方がパニックにならずに済む。吉田としては、Biglobeが行う予定のスパム対策の方が、 より現実的かと思われる。

　ビッグローブが採用する手法は「流量規制」。迷惑メール業者の一部は、外部のメールサーバー、 または自分のパソコンに装備したメールサーバー機能を使い、通常の100―数百倍の量の迷惑メールを直接送信する。ビッグローブは、 一定時間内に送信可能な量を10分の１程度に規制することで、送信完了までにかかる時間を長くする。

http://bizplus.nikkei.co.jp/news/index.cfm?i=2005071108614b1