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■生産性を高めるには？

　生産性を高める。言い方を変えると少ない労力で、より大きな仕事をすると言うことです。何かに似てますね？　そうです。 レバレッジ(てこ)です。より少ない時間で成果を上げるにはどうすればいいでしょうか？　吉田がずっと考えてきた答えは、 「物事に集中する」ということです。
　すごく単純なことですが、肉体労働にしろ、頭脳労働にしろ、 集中的にリソースを投入することで生産性は高まります(プロジェクトマネージメントの話は置いておきます)。

　例えば、デスクワークをしているときに、あれこれと割り込みの仕事が入ったり、あれこれ他の仕事のことを思いついたりしてたら、 パフォーマンスは上がりません。やはり一気に仕上げられるならその方がパフォーマンスは上がります。

　では、どうすればよいか？

(1)デスクを片付けをする

　作業場、デスク周りは徹底的に片付けておきます。片付けると、目の前に余計なものが入らなくなります。また、 文具や工具などのツール類がいつも同じ場所に用意されているなら、いちいち探す手間と時間が省けます。
　吉田はデスクに時計と書類ケースだけを置いています。書類ケースは引き出し式のもので、基本的にその中のものは週に1回は整理し直します。 文房具も書類ケースの下段にまとめてあります。

　ここでのキーワードは、「余計なものが目につかないようにする」ことと、 「道具を探す時間をなくす」と言うことです。

(2)パソコンのデスクトップもきれいにする

　PCのデスクトップも同じです。必要以上にアイコンが出ていると、生産性が落ちます。吉田の元上司は、 デスクトップの3/4をアイコンで埋めてましたが、よく書類をためる人でした。デスクの上もいつも書類の山でした。
　アイコンは必要最小限にし、よくつかうアプリケーションはデスクトップではなく、 ランチャーソフトに登録しておくと整理と利便性の両立が出来ます。

　デスクトップがすっきりしているともう一つ利点があります。文字通り作業スペースとして利用できることです。その時、 その週やっている仕事に関するドキュメントへのショートカットや、一時的な資料をデスクトップに置くことが出来ます。 不必要にアイコンが置いてあると、これらが埋もれてしまいます。

　量が多くなりそうな場合は、作業用のフォルダへのショートカットをデスクトップに置いておき、 ファイルそのものは作業用フォルダに待避させておくと、常にデスクトップは整理された状態を維持できます。

　ちなみに、デスクトップのアイコンや、作業用フォルダの中身は週に1回整理します。

(3)頭の中をクリアにする

　高い生産性を生み出すにはクリアな頭脳が不可欠です。考え事をしているときに、関係のないことが気になったり、 目に入ったものが気になるようでは集中力に欠けます。(1)と(2)は目に入るものを少なくしていましたが、 それでも作業中にあれこれ気になることがあります。こういう場合は、「頭の棚卸し」 をして、まずすっきりとさせましょう。心配事を抱えていると、生産性は劇的に低下します。

　それでも作業中に、何かアイディアを思いついた場合や、気になることが出来た場合は、近くにあるメモ用紙に記載しておきます。 間違っても、作業中に別の作業を始めないことです。GTDのルールに従うなら、それが2分以内に片が付くならやっても良いと思います。でも、 吉田はメモることをお勧めします。

　人間は複数のことを同時にするのには向いていません。特に頭を使う作業は無理です。よく勉強中に音楽を聴いている人がいますが、 これは音声情報を真剣に拾っているわけではなく、あくまでも目の前の内容と、音楽(聴覚情報)の関連づけをしているだけです。試しに、 学習用のCDブックなどを掛けながら、本を読んだり、まったく違う勉強をしてみてください。たぶん、どちらも効果は半減するでしょう。

　つまり、視覚から入ってくるノイズをクリアにし、頭を目の前のことに向けさせるというのが、吉田の考えた生産性を高める方法です。

とても魅力的な記事でした！！
また遊びに来ます！！
ありがとうございます。。