今回の地震の教訓

Posted on :| コメント (0) | トラックバック (0)

今回の地震で、東京も軽度ですが被災という扱いみたいです。実際にすべてが日常通りというわけでもなく、吉田の家族も揺れてないのに揺れている妙な感覚があり、たまに気分が悪くなったりします。それでも東北地方の人に比べれば雲泥の差です。

さて、これだけ大規模な災害にあって気づいたことがあるので、個人的な見解ですが記録に残しておきたいと思います。

1.避難場所

何かあったときの避難場所、合流地点についてはきちんと打ち合わせておくべきだと感じました。うちは特殊で、吉田は在宅の個人事業主、嫁は青色専従者という境遇ですので、幸い地震発生時には家にいました。
この時、子供が小学校から帰宅途中でしたが、無事帰り着きました。本来であれば迎えに行くべきですが、通学路を把握し切れていなかったので(日によってルートが変ることがある)、途中まで様子を見に行ったに留まっています。

第2波が来たときは、近くの公園に避難したのですが、それも正しい避難場所ではないと思います。

2.連絡手段

連絡手段として真っ先に確認するのが、携帯電話ですが、ほとんどのキャリアが災害時は通信制限を掛けるので、通話が出来ることは希です。吉田はウィルコムとAuを使っていますが、初日はウィルコムもAuも使えませんでした。ウィルコムのメール機能は地震直後でも動いていましたので、実家など関係各所にメールで無事を知らせることができました。

ウィルコムも金曜日の夜には、通話できるようになりましたが、Auは2日後の日曜日になっても、メールも電話も使えません。せめてメールぐらいはと思いますが、重要なインフラを任せられる業者でないことが、このことからも明らかになりました。

無料通話での利用にとどめ、音声通話は引き続き、ウィルコム中心で行くことに決めました。場合によっては、Auの解約も有りです。

固定電話は、携帯電話に比べると回復が早かったようです。

2ちゃんねる等を見ていると、ツイッターを連絡手段としている人も多く、阪神大震災の時と同様に、災害時は電話よりもネットの方がいいことがまた明確になりました(インターネットは元々軍事用ですので、当然ですが)。

3.ライフラインの確保

初日の大きな地震のため、ガスが出なくなりました。これは、東京ガスのマイコンメーターが震度4以上の地震を感知したときに、自動停止する仕組みになっていたためですが、このことが分からず、ライフラインの確保を考えるきっかけになりました。

ガスはメーターの復帰動作で6時頃には復帰させられましたが、水道なども同様にダメージを受けていないか、それ自体は分かりません。吉田は昨年8月からウォーターサーバーを導入しており、この時点で10リットル以上水が残っていたので、飲み水の確保はこれで何とかなりました。

電気の方ですが、ご存じのように、原発をはじめとして東京電力の発電、送電設備(変電所)がダメージを受けていたため、節電を呼びかけるアナウンスがありました。ほとんどの機器は電気で動くため、不要な機器の電源をOFFにすることで対応していますが、停電した場合はどうにもなりません。

電気が止まると、電子レンジなどの調理器具、冷蔵庫が使えなくなるので、食糧の確保が難しくなります。ガスも同時に止まると完全にお手上げですが、電気ケトルを用意しておくと、どちらかが生きていれば、とりあえずお湯は沸かせるようになります。これでインスタント食品が利用できるので、何とかなります。

明かりについては、ローソクよりもランタンのように、倒れても大丈夫なものの方が良いと思います。地震が原因で停電している場合は、余震が何度も続くわけで、ローソクが倒れて火災になると手が付けられなくなります。

避難所に避難を余儀なくされるような状況はまた違ってくると思いますが、都市機能の一部でも生きている場合には、いろいろと有効な手段かと思います。
落ち着いたら、より悲惨な被災状況の東北の方へ自分が出来ることを考えてみたいと思います。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

コメントフォームに記入し投稿してください





Search
最近の記事
カテゴリー
過去の記事
Comments
TrackBacks
Feed
Powered by