プロジェクトの区切り

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何事にも区切りは重要です。特に気持ちを切り替える意味で、仕事と仕事、プロジェクトとプロジェクトの区切りはしっかりさせる必要があります。
先日、抱えていた2つのプロジェクトが完了したと記事に書いたのですが、どうもその後の気持ちの切り替えがうまく行きませんでした。人間は感情的な生き物なので、気持ちの切り替え(区切り)について考えてみたいと思います。

仕事の区切りで最もわかりやすいのが、「打ち上げ」です。打ち上げは飲み会の中でも格別酒の味がおいしく感じます。やはり、苦労が大きければそれだけ、完成したとき、終了したときの感動が大きくなるのではないかと思います。

もうひとつは、打ち上げをして、苦労話をチームの仲間とすることで、心の中に貯まった澱(おり)をはき出しているのではないかと思います。

■澱をはき出す

吉田が実践しているタスク管理手法は、GTDです。GTDの基本精神は頭の中にあるすべてのことを紙など信頼できる記録媒体にはき出し、頭の中を空っぽにすることです。

プロジェクトを通じて貯まった澱のようなものを、何かの形ではき出して整理をするという行為に似ています。その行為は儀式的なもので、それが打ち上げのような飲み会であったり、旅行であったり人によって形は異なります。

いずれの形にせよ、頭の中、心の中身を一旦はき出し、整理をするという行為が大事だと思います。そういう意味では、部屋の片付けをするのもいいでしょう。

■記録に残す

終わった仕事のことを何らかの形で記録に残すのは、非常に重要な仕事です。終わってすぐなら記憶にも鮮明に残っていますが、時間が経つとどうしてそういう作り方をしたのかが思い出せなくなります。自慢ではないですが、吉田はかなり記憶力が悪い方だと思っています。学校でも暗記物は不得手でした。

記憶力が悪い故に、自分が作ったプログラムでも、時間が経つとどこに何が書いてあるかを忘れてしまいます。だから、後で見返してみて作業に入れる資料が必要になります。

しかし、プログラムの世界では、過度に詳細な仕様書は手間ばかりかかり、費用対効果の面で意味がありません。資料とコードの記述に矛盾があったりするとすぐに使い物にならなくなります。
ですので、データの流れや大事な処理の流れなど、要点や概要をまとめたものを用意します。メンテナンスが全くの別人になるのであれば、もう少し詳細な資料が必要になるでしょうが、メンテも自分がやるのであれば、詳細な資料は無用の長物です。

また、残件や懸案事項もあれば資料として残しておきます。古くなった設計資料や用済みの仕様書などは、データ化する、捨てるなどして整理します。

この作業もプロジェクトの区切りをつける上では重要だと考えています。

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