液晶モニタの画質改善

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 余っていた15インチ液晶モニタを利用し、デュアルディスプレイ環境を構築しました。ただ、 「ビデオカード問題解決」でも触れたように、画質にはやや不満がありました。
 そこで 「必ずトクする今日の一言」を参考に、モニタを改造してみました。

 本来であればビデオカード内のコイルも短絡するべき何でしょうが、面倒なのでケーブルのフェライトコアの除去のみを行いました。 フェライトコアの除去方法は、皮膜をカッターで切り、ハンマーで叩いて割るだけです。

 その後、モニタの設定をいったん初期化したら、見違えるほど鮮明な映像になりました。 残念ながらビフォーアフターな画像は残さなかったので、映像による比較はできませんが、代わりに現在の環境の写真を掲載しておきます。

 電磁波についてデュアルディスプレイはいろいろ誤 解があるようですが、試験方法で言えば2種類あります。ひとつは 「電磁障害試験(EMI)」で、もうひとつは「電磁感受性試験(EMS)」です。これらを総称して「電磁環境両立性(EMC)」 と言います。EMIとは自分自身が発する電磁波が回りに影響を与えないかを確認するためのもので、 EMCは外部からの電磁波に対する耐久力です。
 フェライトコアはEMI対策製品に分類されます。 つまり、ノイズの影響を受けにくくするためではなく、外部に照射する電磁ノイズを押さえるために入れます。 平たく言うと機器が発する電磁波が、テレビやラジオなどに悪影響を与えないためにするものです。

 つまり、ディスプレイのケーブルについているフェライトコアを外すのは、ノイズ対策をキャンセルする代わりに、画質を向上させます。

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