ソフトバンクが岩手競馬に参入

Posted on :| コメント (0) | トラックバック (2)

 IT企業大手のソフトバンクが岩手競馬に参入するとのことです。 基本的な構想としては、赤字にあえぐ地方競馬に、ネットで馬券販売という切り口で攻めるとのこと。

 岩手県競馬組合とソフトバンクグループは9月6日、岩手県競馬組合が主催する「岩手競馬」の勝馬投票券(馬券) をソフトバンクグループが開設するポータルサイトで販売することで基本合意したと発表した。ポータルサイトは2006年春に開設予定。 ソフトバンクグループ 代表の孫正義氏は「ほかの地方競馬、JRAへの横展開もしていきたい」と述べ、 岩手競馬をテストケースにネット販売を拡大する姿勢を示した。

 そういえば小泉にのせられて広島から衆議院選に出馬しているホリエモンも、昨年同じ事をのたまうていましたね。 こちらは高崎競馬への参入ですが。どちらも共通しているのは、「ネットで馬券を発売する」という所です。

 現在、日本の公営ギャンブルはほとんどネット販売されています。JRAのIPATを筆頭に、南関東競馬のSPAT4、競輪、競艇…。 しかし、IPATとSPAT4を除くと、ネットで赤字が解消するほどの牽引力はありません。

「なぜでしょうか?」

 身近なギャンブルと言えば、パチンコ、パチスロが有名です。こっちは不況知らずと言った様相です。これだけ娯楽があふれていると、 やはり手軽さが大きなアドバンテージになるのでしょう。そして、 それは単にネット販売するだけでは解消できません(そのメリットを認識している人は、すでにネットで馬券を買っています)。

なお、このネタは2004年10月20日 「宇都宮競馬も廃止」というエントリーでも取り上げています。

 ホリエモンは「僕なら違った売り方をして、売り上げをアップできる」と言っていました。 基本的に同じ穴のムジナである孫社長はどのような手を使ってくるのでしょうか? 考えられる方法として

  • Yahooで馬券を販売する
  • 手軽さを出すために、現金ではなくWebマネーで購入
  • 払い戻しはYahooポイントで還元
  • 競馬場や場外馬券売り場の近くに赤いパラソル部隊を配置し、Webマネー付き会員証などをばらまく

 もちろん、法律などの規制もありますが、お得意の外圧戦略でクリアするかも知れません(笑)。

 公営ギャンブルをもっと盛り上げるためには、パチンコ、パチスロに勝るとも劣らない手軽さと中毒性が必要になるでしょう。 その鍵はコンビニと携帯電話が握っていると思います。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このリストは、次のエントリーを参照しています: ソフトバンクが岩手競馬に参入:

» ソフトバンクが馬券発売 from とりあえずLOG
 6日、ソフトバンクと岩手県競馬組合と業務提携し、ネットで馬券を発売する事にした... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年09月08日 13:47

» 始める前に批判を書いてもかな? from そして僕はぼやき続ける(BLOG)
実に微妙な話なのですが・・・ 岩手県競馬組合とソフトバンクグループの業務提携について 岩手県競馬組合(所在地:岩手県盛岡市、管理者:岩手県知事 増田寛也)と... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年09月08日 22:31

コメント

コメントフォームに記入し投稿してください





Search
最近の記事
カテゴリー
過去の記事
Comments
TrackBacks
Feed
Powered by