RAIDシステムの憂鬱

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 吉田はデータを保護するために、定期的なバックアップに加えて、RAIDシステムを構築しています。 RAIDシステムとは複数のHDDを1台のHDDに見せかけることにより、データに冗長性を持たせ、故障に強いシステムを指します。
 RAIDはその構成により、RAID0、RAID1、RAID5などの呼び名がついていますが、 吉田は最も基本的なRAID1(ミラーリング)を構成しています。

 RAIDを構築したのは、2003年のことです。その時に「DIY競馬プログラミング」 の執筆をしていたのですが、PCがトラブり、作業がしばらくの間中断してしまいました。当初の締め切りはとうの昔に過ぎていたので、 非常に焦った覚えがあります。

 その時の教訓を生かし、データを保護するシステムとしてRAIDを構成するようになりました。もちろん、 「RAIDを構成していれば、バックアップなんていらないぜ」という代物ではないため、定期的なバックアップは行っています。

 RAIDがすべてのトラブルを解決してくれるわけではないですが、やはりシステム的なバックアップ体制が整っていると、 少々のトラブルにも動じなくなります。RAIDシステムは高い買い物でしたが(一般的に使われているPromiseなどのカードではなく、 老舗のEscalade製RAIDカードを使っているため)、保険と考えると安い買い物だった気がします。

 しかし、その保険が切れてしまいました。ちょうど2週間ぐらい前から、システムのレスポンスが悪くなり、 調べてみるとミラーリングに使っているHDDでエラーが起っており、RAIDシステムが成立しなくなっていました。
 今までシステム的に守られていたものが、突如なくなるというのは本当に不安です。早速、同型のHDDを購入し、再構築をかけました。 本来であればそれでめでたしめでたしなのですが、続きがあります。何度再構築をかけても、失敗するのです。

 結局、RAIDとして成立しなくなってから、残ったHDDが1台でがんばっていたのですが、 負荷によりおかしくなってしまったようです。エラーを無視して、 再構築をかけると付け替えたHDDにデータを移すことができました(元からついていた片翼のHDDは昇天してしまいましたが)。

 結果として新しく購入したHDD片翼で動いている状態です。このままでは、昇天したHDDの身の前になるため、 RAIDを構築するドライブをさらに追加する必要が出てきました。

 保険とはいえ、やはりラーニングコストがネックになります。とはいえ、バックアップは1週間に1回とられるだけなので(現在の所、 上書きコピーのため)、メールデータなどを保護するには、RAIDシステムの存在が不可欠になります。
 非常に頭の痛い話です。

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