新しいバックアップ体制の確立

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 吉田にとって、PC内にあるデータはある種財産であり、 これは現金や預貯金とどうように適切に管理しなければならないと思っています。大切なデータはLAN上にある別のPCに複製したり、 DVD-RAMに保存したり、RAIDシステムを構築して保護してきました。

 月ごとのバックアップはDVD-RAM、週単位のバックアップはLAN上の他のPC(週間バックアップ)、 それ以下はRAIDで保護という思想です。この体制になったのは2003年の暮れのことです。 RAIDによるバックアップと週間バックアップはすこぶる安心感がありました。

 しかし、RAIDがクラッシュし、RAIDシステムとして機能しなくなってからは様相が変わってきます。 2005年9月末にRAIDを構成するHDDの1台がトラブルを起こし、RAIDの冗長性が失われました。HDDを交換したり、 ケーブルを変えたり、新しくOSを再インストールしたりとさまざまな手を高じてきましたが、RAIDは復活できませんでした。 10月12日のエントリで、 RAIDが復活と書きましたが、その後RAIDを構成するディスクがDegrededになり結局直っていませんでした。

 吉田が重視しているのは、データに冗長性を持たせ、障害発生時にデータの損失を抑えること。 それに復旧作業が現在の作業に支障のないことです。

 RAIDシステムを使った場合、障害に対しての保険にはなるのですが、復旧作業がネックです。また、 HDDを複数台交換する必要があるため、コスト的にも有利ではありません(1台が壊れても作業ができるというメリットはありますが)。

 HDDの場合、壊れる前に前兆現象が起るため、 朝起きたらイキナリHDDにアクセスできなくなっていたと言うことは少ないです(一度だけありましたが)。 トラブってもシステム領域だけで、データ領域は生きている可能性があります。 こういうときはWindowsPEなど緊急時にデータを吸い出せる仕組みがあれば、何とかなります。

 今回、RAID上のデータを新しいHDDに移すのにAcronis True Imageというソフトを使いました。このソフトはバックアップソフトという位置づけで、 HDD移行だけに特化したソフトではありません。このソフトの機能のひとつにスケジューリングによる自動バックアップという機能があるため、 バックアップ用のHDDを調達してから試してみたいと思います。
 うまく行けば、データの保護だけでなくシステムの保護もできるようになるため、トラブルが発生してもすぐに作業に戻れるようになります。

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