血のつながり サイアーライン

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 先頃、女系天皇を容認するという有識者の見解が出て、首相に手渡されました。 この件については2ちゃんねるや各種BLOGでも取り上げられ、大論争になっています。 吉田は男系の系譜をなんとか残す方向でという考えです。そのためには、旧皇族の復活などが必要になるかも知れません。
 実は、この問題は「ふーん、そうなんだ」で済む問題ではなく、国体に関わる問題です。重要度で言えば郵政問題などの比ではありません。

 ご存じのように日本は確認されているだけでも、1400年以上の歴史があります。 神武天皇までさかのぼるなら2600年です(まぁ神話の世界に足を踏み入れそうなので、1400年と考えるのが妥当でしょう)。
 その間、天皇陛下の系譜は脈絡と受け継がれ、王朝で言うならば1400年以上続く、世界一の歴史を持つ王朝です。歴史の長さで言えば、 中国の4000年(以前は3000年と言われていた気がしますが)が有名ですが、 この国はたびたびクーデターにより王朝が断絶させられています(しかも、人種が違います)。

 女系を許すと世界的に見れば、ひとつの王朝が終ったことを意味します。 こういう重要な判断を一部の有識者や政治家の判断だけにゆだねて良いのでしょうか?

 競馬の世界では8大競走とよばれるG1レースがあり、その2つが天皇賞です。古馬の王道は天皇賞・春→天皇賞・ 秋→ジャパンカップ→有馬記念です。また、天皇賞は年に2回開催されるため、最も施行回数の多いG1レースでもあります。これだけみても、 「天皇」という言葉、イメージには特別な意味が込められていることに気づきます。

 血統表を見たことのある方なら、父もしくは母の血の中にふくまれる共通の牡馬に目がいくでしょう。これがインブリード、 系統と呼ばれているもので、母の母は重視されませんが、母の父(BMS)は重視されます。
 女系天皇を許容するというのは、血統表で言えば母方に流れる父の血ではなく、 母の母を許容するという意味です。競走馬の血統の見知からすると、これは非常に乱暴な解釈ですね。

 しかし、男子の世継ぎが生まれない限り、現在の宮家は後継者を残せません。なぜ、女の子ばかり生まれてくるのでしょう?  昔読んだ血統額の本の一説を引用すると次のようになります。

「インブリードをくり返して血統の袋小路に落ち込んだ血統は、晩年には牝馬しか生まれてこなくなる」

なんだか似たような状況に感じます。

 長い歴史を持つ王朝が終り、形だけ残るようであれば、歴史ある天皇賞がこれまでと違ったレースに見えてくるような気がしてなりません。

 次回はこのような判断を下した「有識者」に焦点を当てたいと思います。実は、競馬にも有識者による会議がもたれ、 さまざまな提言がなされています。決して無関係ではありません。

 

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