Getting Things Done

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 「Getting Things Done=GTD」という手法があります。デビッド・アレンが提唱し、Life Hacksの中核的な思想としてしばしば取り上げられています。日本では 「ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則」 「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」として邦訳されています。
 前者の方が訳がこなれていて評判が良いようですが、基本的に両方とも同じ書籍です。

 GTDとは一言で言うなら、「頭の中を空っぽにし、山ほどある仕事をパニックにならずに片付ける技術」です。 吉田も時間管理やスケジュール管理に関する本を読み、なんとかタスクの山に埋もれるという状況を打破したいと思っています。 タイムマップを作ったり、ToDo管理の工夫をしたりと、さまざまな方法を試してみましたが、 複数のプロジェクトが同時に進行するような状況下では、どうにもなりませんでした(昨年の11月〓12月にどうにもならなくなりました)。

 GTDはあるセミナーの講師が薦めていたライフハックの書籍に載っている方法論です。この方法論に着目した理由はまさに、 吉田のようにタスクの山に埋もれて身動きがとれなくなった人が実戦すると効果がある理論だからです。また、一度会得すれば、 自然に使えるほどシンプルな点も気に入ってます。

 GTDを実戦する場合、以下の4つのプロセスを実施します。

  1. 頭の中にある現在・将来の懸案事項をすべて紙などに書き出す(収集)
  2. 不要なタスクは捨て、今やらなくてもいいタスクはいつかやるToDoとし、自分がやる必要がなければ連絡待ちとし、 やるべき事はアクションリストにする(処理)
  3. リストを見直す・整理する(レビュー)
  4. タスクを実行する

 GTDの肝は、頭の中のタスクを全て書き出すことで、何かをやっているときに些末的なことに気をとられないようにすることです。 あとは、GTDのルールに従ってToDoの管理をします。ToDoの管理も変わっていて、 とにかくはじめはInBox(メールの受信トレイのようなもの)にタスクを書き出し、フローチャートに従って整理します。

 また、ToDoに落とし込んだタスクは、抽象的な表現をせずに、具体的な行動(アクションリスト)を書くようにします。具体的な行動とは、 例えば企画書を書くために、「ワープロを立ち上げる」などを指します。漠然としたタスクを明確で単純な行動に置き換え、 とにかく行動という流れを作るのが目的らしいです。

 吉田はタスクリストをPalmに入力して管理していますが、GTDを取り入れて2週間程度しか経過していないため、 具体的な効果は出ていません。ただ、頭の中の懸案をすべて書き出したので、気持ち的には楽になりました。あとは実行段階のタスク管理ですね。

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コメント

いい加減な僕は...すべて引き算だと思っています。 処理していけばそのうち無くなる的考え。 
優先順位を付けますが、基本は、簡単なJOB(出来る物)からかたづけて行きます。 難しいJOBは常に頭の中に入れておき、たまに思い出しては考えています。 いざそのJOBに取りかかった時にやくだちますが、いつもフリーズしていまーす(^○^)。 そのために簡単なJOBは前もってかたづけるのです。 

投稿者 カブ : 2006年06月20日 14:43

処理していけば確かになくなるのですが、次から次へと懸案が増えていくのも事実です。
いろいろな事が重なってテンパっていた時期は、何かの作業中に別の懸案が頭に
浮かび集中力を欠いたことがあります。その意味で一度頭から紙などにダウンロード
した方が結果的に早く片つけられるかも。

ちなみにGTDのアクションリストでは、
1.状況
2.エネルギー
3.重要度
などそのときの状況に合わせて、タスクを整理しておく事を薦めてます。
つまり、ネットで何かを検索するなんてToDoは、家や会社でないと出来ないわけでして、
逆に誰それに連絡なんてのは、外から携帯ですますことも出来ます。

投稿者 吉田章太郎 : 2006年06月20日 22:15

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