時間消費型サービス

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 ネットの世界もこれまでの単なるウェブサイトから、mixiのようなソーシャルネットワーク、 Wikiのような協調型コンテンツ管理システム、ブログのように多様な広がりを見せています。また、 GyaoやYouTubeのように動画配信、共有を目的としたサービスもはじまっています。

 これらはWeb2.0と呼ばれるもので、 これまでのように個人や企業が用意したウェブサイトにアクセスするWeb1.0とは一線を画しています。 Web1.0と2.0の大きな違いは、ウェブサイトを開設しなければ行えなかった情報発信が簡単に行えるようになり、 同じような志向の情報が自然に関連づけられ、巨大なネットワークを形成するところにあります。
 2ちゃんねるやスラッシュドットも、形態は違いますがWeb2.0に近い方向性を持っていると思います。

注:Web2.0の明確な定義は定まっていません。現在議論されている最中なので、 複数の解釈があると思ってください。

 利用形態で考えると、大きく分けて2つの流れがあります。ひとつはこれまでのウェブがそうであったように、 情報の蓄積と共有を目的としたサービスです。分からないことをGoogleなどで検索し、 目的のウェブサイトを閲覧するという行為がこれに当たります。
 もうひとつが、時間消費型のサービスです。こちらはそのサービスで時間を消費することを目的としています。時間消費といえば、 その代表格はゲームや娯楽です。ゲームや娯楽をするときは、時間をつぶすことを主な目的にしています。

 時間消費型のサービスの代表例をあげると、2ちゃんねる(目的の情報を素早く検索すると言うより、 板の住人として意見交換することが多い)やmixi、YouTubeなどがあります。

 mixiについては、はじめて参加したときから何かに似ていると思っていましたが、MMO RPGなどのオンラインゲームに似ています。ここに参加している人は、何かを調べるなど明確な目的を持っているわけではなく、 なんとなくmixiというコミュニティに参加しています。その中で気に入ったコミュニティや知り合いとの会話に花を咲かせるわけです。

参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060529-00000008-inet-sci

 ウェブの主目的はまだまだ何かを調べるという事に主眼がおかれていると思いますが、 今後は何かを共有することに価値がおかれるのでしょう。共有するものは、時間、思想、お気に入りの本やDVDなどの書評、動画や写真。
 変化していくインターネットをウチから外から眺めながら、今後の方向性や吉田自身の関わり方を考えています。

※余談ですがWeb1.0の黎明期は、利用法の明確な定義はなく、大半が自己紹介でした。

 

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