緊急だけど重要でない仕事と、重要だけど緊急じゃない仕事

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 吉田の悩みはToDo管理です。やること(ToDo)なんて1日ごとにどんどん増えていくので、 ToDoをどんどんこなしていかないと、タスクに埋もれてしまいます。ToDo管理術は世の中に沢山ありますが、 その中でたびたびに耳にするのが、「緊急だけど重要ではないタスク」 「重要だけど緊急ではないタスク」を区別しろと言うこと。
 確かに「緊急かつ重要」なんて仕事は、それほどありません。

 しかし、重要な仕事を放置しておくと、「緊急かつ重要」な仕事に化けます。「緊急かつ重要」 な仕事をこなすのは骨が折れます。効率よく対処して、「重要な仕事」を「緊急」にしないようにする工夫が必要です。

 ToDoリストは、複数のタスクを抱えている人なら一度は利用したことがあるかと思います。 PDAを使っている人はPDAのToDoリストを、紙媒体メインの人は付箋やメモ帳にやることを書いてるかも知れません。
 吉田はPalmのToDoをメインに、その日一日にすることは紙に書き出しています。

  • やることをリストにする
  • 一日にやるべき事をリストから抜き出す
  • タスクに優先順位をつける

 こんなことは誰でもやっていることでしょう。しかし、「優先順位」というのがネックになります。 そもそも優先順位とは何によって決められるのでしょうか? 最も多い答えが、締め切りの近い順だと思います。つまり、 締め切りが近ければ近いほど優先順位が高くなる傾向にあります。
 しかし、それでは冒頭で触れた「重要な仕事」がないがしろにされ、 いつしか自分で自分の尻に火をつけることになりかねません(「緊急かつ重要な仕事」)。
 
この悪循環を断ち切るために、ToDoリストの使い方を工夫してみましょう。

(1) 重要度でToDoリストを見直す

 ToDoリストを作っている人は、優先順位などを自分の基準でつけていることだと思います。A,B,Cでつけたり、 1〓5の数字でつけたり。吉田の使っているPalmのToDoリストは、1〓5までの数字が優先順位としてふられます。 優先順位の高い順(この場合1が最優先)にソートされます。
 ToDoリストに振る「優先順位」を「重要度」として再評価し直します。つまり、締め切りに関係なく、自分の中で重要だと思っている仕事・ タスクほどリストの上位に来ます。紙を使っている場合は、リストの上の方に重要度の高いタスクを持ってくるようにします。

(2) 締め切りをタスクの横に書く

 どのタスクにも締め切りは存在しますから、これを積極的に活用しましょう。重要度と締め切りが併記されれば、 自ずとどちらを優先するかの判断が下せるようになります。
 例えば、締め切りの設定された仕事があっても、余裕があれば締め切りのない重要度の高いタスクをこなしても良いと思います。

 見かけ上の優先順位に惑わされずに、重要度と締め切りを見ながらタスクをこなしてみてはどうでしょうか?

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コメント

タイトルが長すぎでし(笑)
ご苦労が絶えないようで...一杯やりましょう!

投稿者 カブ : 2006年06月28日 22:17

長いけど仕方がないんです。これの場合は。
7月に入ったら飲みに行きませう。

投稿者 吉田章太郎 : 2006年06月28日 22:36

掲示板で本線・押さえの要望を出したものです。
色々と大変そうですが、応援しています。

かのドラッカーは「劣後順位」を決める方が
難しいと言ってます。
http://www.iot.ac.jp/manu/ueda/column/030628.html

やらなくても良いことを捨てるのも大事かも。
だから私の要望もやらなくて良いと思えば
やる必要はないと思います。
老婆心ながら、ふと思いました。

投稿者 やす : 2006年07月03日 08:09

優先順位を決めるのは本当に難しいです。
ちなみにやすさんの出した要望は、潜在的なニーズが高いと思っています。
これの発展系ですが、資金配分にもつながります。競馬では、資金の強弱をつけることが慣例
になっていますが、競馬ソフトに実装されている資金配分は、あくまでも配当のみに着目したものです。
しかし、本命サイドよりも穴サイドが来ると思っているときは、自ら回収率を下げてしまう
結果になりますね。だからこそ、馬券自体に強弱を持たせるのは意味があると思っています。

問題は、潜在ニーズがあるからこそ、実装する方法が難しいのです(色々な要望が出される)。

投稿者 吉田章太郎 : 2006年07月03日 09:47

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