デスクトップウィンドウの疑問

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 デスクトップウィンドウに対する考え方は人によると思います。アプリケーションのショートカットを画面が埋まるくらい置く人、 必要最小限にとどめ、すっきりとさせる人。デスクトップを見るだけで性格が分かるというものです。
 吉田はすっきりとしたデスクトップが好きなので、後者です。

 さて、デスクトップウィンドウは何のために存在するのでしょうか? Windowsでは現在のようなデスクトップになったのは、 Windows95からです。それ以前のWindows3.1では、デスクトップに自由にアイコンを置くことはできませんでした。 起動中のアプリケーションのアイコンが表示される程度で、 アプリケーションの呼び出しはタスクマネージャ(ウィンドウマネージャ)から行われました。

 つまり、Windows95以前のデスクトップは、作業中のウィンドウを表示するためにだけ使われていたことになります。 同時期のマッキントッシュでは、現在のWindowsと同じようなデスクトップを備えていました。

 作業中のファイルやショートカットをおけるようになると、そこにあれこれとアプリケーションのアイコンなどをおきたくなるのか、 たまに画面の半分以上がアイコンで覆われているデスクトップを目にします。
 しかし、アプリケーションランチャーとして見たとき、デスクトップは本当に便利なのでしょうか? 通常、文章作成、作図、 プログラミングなどの実作業を行うには、該当するアプリケーションを起動する必要があります。最近では常時接続環境が当たり前になったため、 メールやブラウザを常時起動しながら作業するケースも増えていると思います。

 作業を開始して1時間もすると、開いているウィンドウの枚数は5,6枚になるでしょう。ウィンドウの切替はタスクバーで行いますから、 最大画面表示のウィンドウが何枚も重なっている状態になると思います。
 そんなときに、デスクトップまでたどり着くには、複数枚のウィンドウの最小化をくり返す必要があります。クイックバーを使っている場合は、 デスクトップを表示するためのアイコンがあるため、一発でデスクトップを表示することも可能ですが、 利用頻度は低いようです(周りの作業者を見る限り)。

 となると、アプリケーションを起動するためのランチャーとしては、ひどく使いづらく感じます。 吉田は必要なアプリを一発で起動できるような工夫をし、最大化されたウィンドウをかき分けるようなことは極力避けます。
 また、デスクトップにカレンダーなどの情報を表示させることもできますが、 前述と同じ理由で作業中にデスクトップを確認することは困難です。ウィンドウの上に表示されるアプリもありますが、 うざいのであまり使われていないようです。

 さて、デスクトップはどのように使うのに適しているのでしょうか?  吉田もこの欠点に気づいてからデスクトップの目的について考えてきましたが、自分を納得させ得る答えはひとつしか見つかりませんでした。 それは、作業スペースとしてのデスクトップです。

  • ソースコードを印刷するために、必要な箇所をテキストファイルに抜粋する(印刷が終れば用済み)
  • 現在、集中的に作業している仕事のドキュメントファイルへのショートカットを置く(PC起動時に必ず立ち上げる)
  • メール等に添付されたドキュメントなどの一時保存領域(フォルダに保存せずに捨てる)
  • ショートカットキーで立ち上げたいアプリがある場合

 つまり、My Documentなどの専用のフォルダに保存するほどでもない一時的なドキュメントファイルを置くのに向いていると思います。 フォルダに格納するファイルは、資料として保存する必要があるからしまうわけですが、読んだらすぐに破棄するファイルや、 ちょっとしたメモはどのフォルダに保存するか悩むより、デスクトップにおいた方が良いと思います。もちろん、 不要になったらすぐ捨てる癖をつける必要がありますが。

 皆さんも一度デスクトップの使い方を見直してみてはどうでしょうか?

 

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コメント

仕事PCはデスクトップにショートカット表示せず、クイック起動です。あまりいませんね…
それとXP SP2でクラシックスタイルにしてもXPスタイルに戻ってしまう症状が出て、シンプルなLinux風にシェル変えてしまいました。

投稿者 asaba : 2006年07月13日 00:43

 クイック起動(クイックバー)はフォルダも登録できるので、ちょっとしたランチャーには最適です。昔はこの方法で処理していました。
 クイックバーの場合は作業中でもすぐに起動できるため、デスクトップにショートカットを置くよりも10倍作業効率が良いですね。

 会社ではWin2k、家ではWinXPを使っていますが、クラシックにはしていません。CPUが1GHzのときは重たく感じましたが、2GHz近くになると特にパフォーマンスの低下は気にならなくなります。それよりは、スクリーンフォントをプロポーショナルから、ビットマップフォントに変える方がパフォーマンスは得られます。

投稿者 吉田章太郎 : 2006年07月13日 09:11

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