ToDoリストの管理方法 -その1

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 やることをたくさん抱えた人が、 自分のやるべき事を紙などにまとめToDoリストを作っているのはすでに当たり前の光景となりました。紙の手帳、ウェブ、パソコンソフト、 PDA、携帯電話。いずれのデバイスを利用しても単にやるべきタスクをリストに書き出している事には変わりません。

 GTDでもこのリストの存在は大きなウェイトを占めてます。GTDの場合はToDoリストを次のように分類しています。

  • InBox(受信トレイ)……とにかくはじめにToDoを格納する場所
  • ゴミ箱…………………不要なToDoはすぐに捨てます
  • いつかやるリスト………今はやらないけど将来やるToDo
  • プロジェクトリスト………複数のToDoを必要とするアクション
  • 物理的アクション………行動に移しやすいように物理的行動に置き換える

 GTDの中で優れていると思うのは、はじめはカテゴリなど考えずに、とにかくInBoxに詰め込むと言うことと、いつかやるリスト、 物理的アクションリストがあることです。吉田的には、これまですぐにやらないToDoをToDoの性質別のリストにそのまま入れてました。 これは可読性を悪くする上、リストにいつまでも居座るので正直気分が悪かったです。ToDo管理をする上で一番の障害は、 いつまでもタスクがリストに残っていることなので、自分の中ではかなり画期的でした。

 また、物理的アクションリストもそこそこ機能していると思います。「○○をやる(例えば、VB2005を勉強するなど)」 という漠然としたToDoをより現実的な単位に分解し、重い腰を上げる効果があります。
 先のVB2005を勉強するというToDoの場合……

  1. ネットでVB2005に関する情報収集をする
  2. ExpressEditionをインストールする
  3. VB2005に関する書籍を購入する
  4. VS2005 Professionalを購入するための予算を取る
  5. VB6のプロジェクトを読みこませてみる
  6. クラスライブラリの違いを調べる
  7. .Net2003との違いを調べる

などなど、手が空いてるときに処理できるように分解できます。また、物理的アクションリストは、状況やエネルギー(気力体力)、 空き時間などに応じてリストを分けることを推奨しています。吉田は「疲労しているとき」、「外にいるとき」、「家にいるとき」 など状況でリストを分けて分類してます。

 GTDを実戦する場合は、常に肌身離さずメモを持ち歩き、思い立ったらすぐInBoxに放り込む必要があります。 1分たりとも頭の中に記憶しようとしてはいけません。とにかく頭は「物事を考え、処理するためのもの」 として割り切り、記憶には頼らないようにします。
 InBoxとして機能するメモはなんでも構いません。手帳、メモ用紙、PDAなんでも言い訳です。ただし、常に持ち歩けて、 すぐに書き出せるものでなければなりません。起動に時間のかかるものや、 ある状況でないと使えないものは論外です(パソコンやネットワーク)。
 InBoxの内容を分類した物理的アクションリストやプロジェクトリストなどは、どこにあっても構わないと思います。

 さて、吉田もGTDを実戦して2ヶ月近くが経とうとしますが、ある壁にぶつかっています。

  • プロジェクトに分類されているToDoの一覧性が悪く、全体が把握できない
  • 全体が把握できないため、各個のToDoの優先順位がつけられない
  • ToDoリストがあふれかえっている

とりあえず、プロジェクトごとにToDoを分類してみましたが、それだけではどうもしっくり来ません。 これについては別の方法を模索した方が良さそうです。

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コメント

最近私もGTDを実践してみようとしておりますがPCですと携帯性が悪く、PDAですと一覧性が悪く、紙(手帳)ですと字が汚い(笑)と試行錯誤を繰り返しております。とりあえず現状は紙ベースで作業を進めておりますがなかなか難しい物ですね。

投稿者 うに : 2006年07月21日 13:45

いやまったくです。実はこの件はひとつの回答をもっており、次回のエントリーで明らかにします。またそのときにご感想を頂ければと思います。

投稿者 吉田章太郎 : 2006年07月21日 19:47

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