ToDo管理術 -その3

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 立て続けに吉田のToDo管理術を紹介してきました。今回は蓄積されたアクションリストを元に、 その日1日のToDo管理に移す方法です。

 これまでの管理術を軽くおさらいしておきます。

(1) 頭の中で思い浮かんだToDoをすべて書き出す
(2) ToDoの重要度を評価する
(3) 書き出したToDoを適切なカテゴリに分ける
(4) 複数のアクションが必要なToDoはプロジェクトにする
(5) プロジェクトを物理的アクションリストに分解する
(6) 重要なプロジェクトは週次レビュでマインドマップなどに転記し、 全体を把握できるようにする
(7) 物理的アクションリストを見直し、1日のタスクを決定する

 あらためてBLOGを見ると、ToDo管理だけ集中的に記事を書いていますね。これだけ立て続けに記事を書いてる理由は、 現在の吉田の中で一番大事な研究テーマがToDo管理だと言うことを指しています。

 ちょっと話がそれましたが、ToDo管理術の最期に取り上げるトピックは(7)です。

 会社で推進するプロジェクトなどの場合、開発契約などのスケジュールが組まれます。この場合、 いつまでに何をするかというのは明かですが、見積もり段階であったり、個人的なプロジェクトの場合は、明確なスケジュールはありません。 また立てても、その時々の状況により推進できるものが変わってくるため、意味がありません(何度か、スケジュールに落とし込んでみましたが、 全て失敗しました)。一度立てたスケジュールが推進できない考察は、別の機会に譲るとして、 ToDoでタスクを管理する方法が優れている理由を述べておきます。ToDoリストにすることで、やることが明確になるのは確かですが、 その時々の状況により柔軟にスケジュールの調整ができる点です。
 そういう意味で、すべての実施しようと思っている項目をリストにし、 しかも状況別に物理的アクションに落とし込む作業には意味があると思ってます。

 状況別のアクションリストがあれば、1日の作業内容を決めるのも簡単なように思えます。 紙なりPDAなりに記録された状況別のアクションリストを見れば済むことですから。外出先にいるときにはこれでいいですが、 ソフトウェアプロジェクトや、文書作成は余りいいやり方ではありません。
 ToDoリストに多くのToDoが並んでいると、安心する反面(忘れずに済むので)、やることの多さにげんなりすることがあります。 ToDoリストを作成しておきながら、実際にうまく活用できてない人の多くは、

  • 期限切れのToDoがいっぱいで見るのがイヤになる
  • リストにいっぱい並んでいると、どれから手をつけていいかパニックになる

という理由で、ToDoリストを余り見なくなります。これでは意味がありません。

 吉田はToDoリストがPalmに記録されているにもかかわらず、 その日1日に処理することはすべて紙に書き出すようにしておきます。こうすれば1日に処理する仕事が確実に消えていくのを実感できる上、 膨大なリストに埋もれたToDoの中から、次にやるべき事を探し出さずに済みます。
 紙に書き出すリストの書き方は、箇条書きでもバブルマップでも良いと思います。 吉田は今はバブルマップで一日のタスクを管理してます。書き出したリストをまったく消化できない場合は、 そのまま明日のリストとして引き継ぐか、項目を見直すようにします。

■ToDoリストから1日のタスクに落とし込むコツ

  • 物理的アクションリストなどをくまなくチェックし、今処理すべきだと思われる項目を考える
  • 抜き出すタスクの優先順位が決められない場合、 マインドマップなどに記載したプロジェクト全体が俯瞰できる資料を見る
  • ToDoリストから、1日のタスクを選択するときは、じっくりと考える
  • 抜き出すタスクに偏りがないように気をつける(気力・ 体力が低下したときに実施するタスクもひとつかふたつ加えておく)
  • あまり欲張って抜き出さないようにする
  • 1日のタスクとして終了したものは、忘れずに元のToDoリストのメンテをする

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