リカバリータイムにやること

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 仕事をしていると「割り込みの仕事」 が入ったり、違う性質の仕事に取りかからなければならないことがあります。今回はこれまでやっていた仕事を一時中断し、 再会させるときのお話です。

 仕事の切れ目というのはさまざまな理由で発生します。一番多いのが、その日1日の活動時間が終了したときでしょう。その他にも、 食事による中断、電話やメール応対による中断などさまざまです。

 共通しているのは、一時中断した仕事を再開させるには自分が考えている以上の負担がかかると言うことです。食事程度の短い中断なら、 直前にやっていた仕事を忘れることはあまりないですが、頭を使う仕事や、長い時間の中断はこの負荷を実感できます。

 仕事やタスクをこなすとき、頭の中で作業手順を思い浮かべています。 この時の情報が中断により頭の中から消えてしまうことがあります。
 人はパソコンほど記憶力がよくありません。パソコンの場合、HDD等に記録しておけば壊れない限りデータを紛失することはありませんが、 人間の場合は記憶として定着させるまでには、くり返しの学習が必要になります。一時的に覚えておく領域は一時記憶と呼ばれ、 パソコンで言えばメモリのような存在です。メモリの内容は電源を落せば消えてしまいます。

 中断した仕事を再びはじめる作業のことを「リカバリー」と言いますが、頭を使う仕事の場合、自分が考えている以上に「リカバリー」 がうまく行かないものです。

 例えば、ここ最近吉田は仕事でソフト開発を行っていますが、中断の後前の作業状態に戻るまで、ある程度の時間を要します。 特にキリの悪いところで中断すると、 前回作業していたときと同じ頭の状態にするのは一苦労です(それで仕事はきりの良いところでやめるのでしょうね)。

 リカバリーが必要な場合、比較的作業が軽いところからはじめると良いと思います。例えばソフト開発の場合、 前回取りかかっていた処理ではなく、まったく別の処理で、それほど時間を使わずに解決できそうな部分から着手します。 別の箇所からこれまでやっていた仕事に復帰すれば、仕事がリズムに乗っていくうちに、 中断前に考えていたことが頭の中で浮かぶようになります。こうすればしめたもので、中断前の作業をやっつけてしまうのが手でしょう。

 できれば、リカバリー負荷の少ないきりの良いところで、仕事を中断したいものです。

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