ネットバンキング用トークン使ってみました

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 吉田のメインバンクは、ネットバンクです。と言ってもネット専業銀行ではなく、都市銀ですが。 三井住友銀行のWeb通帳にしているため、紙の通帳はありません。口座へのアクセスはすべてネットを通じて行われます。

 吉田に限らずほとんどの人がそうだと思いますが、普段は通帳を持ち歩かず、キャッシュカード中心で、 記帳は1年分まとめてという使い方が多いのでは? あまり長い期間記帳しないと、突然キャッシュカードが使えなくなることがあります。 銀行によりまちまちですが、例えば100件記帳が貯まるとカードによる入出金が行えなくなるなどの制限があります。 今ではどうなってるかは知りませんが。
 そこで数年前から年に一遍銀行でまとめて記帳していたのですが、数百件の取引を書き込むので非常に時間がかかる上、 通帳の繰り越しをともなうため、ATMではできません(三井住友の場合は、1回のみ通帳の繰り越しをATMが受け付けてました)。

 この手の煩わしい作業から逃れるため、Web通帳に変更し、入出金があるたびにメールの通知が来るサービスを利用しています。 こうすることで便利になる反面、自分の銀行口座が完全にオンライン上にあるのと同じなので、セキュリティ面で一抹の不安を抱えていました。

  • ネットカフェでは絶対オンラインバンキングを利用しない
  • 自分のパソコンでも、バックドアなどが仕掛けられてないことを確認する
  • 職場のパソコンで使う場合は、キーロガーが仕掛けられていないことを確認する

などなど。色々注意を払っても、不安は完全に払拭できるものではありません。そこで、ワンタイムパスワードを利用してみました。 ワンタイムパスワードは、銀行から送られてくるパスワード表示機をつかい、認証を行う方法です。

token

 ■ワンタイムパスワードの特徴

  •  ・60秒ごとにランダムでパスワードが表示される
     ・専用のトークンが必要(左図参照)
     ・万が一パスワードが盗まれても、60秒で前のパスワードが無効になる
  •  ・トークンを紛失した場合は、ネットバンキングできない

 

 トークンは恐らくどの銀行でも同じものを使用しています。吉田はジャパンネット銀行と、三井住友銀行のトークンを持ち歩いています。 トークンにより、以前よりもセキュリティは強化されたと思いますが、それは以下に対してのみです。

  • キーロガーやスパイウェアなどによるパスワードの盗難
  • パスワードの推測による特定

 依然として口座所有者が自発的に行う振込み詐欺などへは無力ですが、これはソーシャルに行われる行為なので、 自分自身の意識を変えていくほかありません。

 さて、トークンを申し込むにあたり、ずっと引っかかっていたことがあります。

  • トークンを紛失しないこと
  • トークンがないとログインできないので、依然と利便性が変わらないようにすること
  • 邪魔にならないこと(キーホルダーにつけるにはでかすぎる)
  • 鞄等盗まれやすいものにはつけない

三井住友銀行のトークンは、2006年2月くらいから申し込みを受けていましたが、 上記に対する答えが見つからず導入をずるずると引き延ばしてきました。 きっかけはジャパンネット銀行が一方的にトークンを送りつけてきてからです。どうでトークンが必要になるならと、 三井住友銀行のトークンも申請しました。

 で、いろいろ検討した結果、腰につけるリールにトークンをつけることにしました。 必要なときはリールを引っ張れば自由にトークンを使えるし、普段は邪魔になりません(女性はこういう身に付け方は向かないと思います)。 また、常に身につけるため、鞄等にぶら下げるよりずっと安全です。
 今後もオンライン犯罪に対して、金融機関等がさまざまなセキュリティ対策を打ち出していくと思いますが、 うまくつきあっていきたいものです。

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