消耗と回復のサイクル

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 人は無限動力ではないため、身体を動かしたり頭を使えば肉体的、精神的に消耗して疲労します。そのため、 消耗したら回復するというプロセスが重要になります。この件について詳しく書かれているのが、メンタルタフネスという書籍です。

 メンタルタフネスは、スポーツ心理学者ジムレーヤーが提唱している精神力を鍛える方法です。 彼はプロテニスプレイヤーの強靱な精神力に着目し、1流選手と3流選手のそれにどのような違いがあるかを研究しました。 書籍のメインテーマは精神力をいかに鍛えるかと言うことですが、まず肉体疲労と回復について述べており、 その中で消耗と回復のサイクルについて言及しています。

 実際に精神力や筋力を現在よりも高いレベルに鍛えるには、「オーバートレーニング」という状態に身を置く必要があります。反面、 休養は「アンダートレーニング」という状態になります。筋トレに例えると分かりやすいですが、筋力をつけるために、 がむしゃらにバーベルなどを持ち上げれば、筋力がつく前に身体が壊れてしまいます。逆に、 筋肉がついてもトレーニングをさぼると身体がなまり、筋肉は落ちてしまいます。
 このオーバートレーニングによって負荷を掛けるプロセスと、 アンダートレーニングによって回復するプロセスのバランスがこの書籍のメインテーマです。

 さて、このような前振りをした上で、吉田の現状と比較してみます。ここ最近、いろいろな仕事が立て込み、 家庭の中でも色々と問題を抱えていたため、精神的にも肉体的にも疲れた状態でした。
 例えば、昨日は子供が38度5分の熱を出し、薬もなかなか飲んでくれないので、いろいろとなだめて寝かしつける事にしました。 子供はすぐに寝てくれたのですが、吉田自身も精神的な疲労が蓄積しており、その後の作業にまったく身が入らない状態でした。
 左腕の肘が腫れていて、痛みで寝付けない事もあったため、睡眠不足だったことも影響しています。 この状態では無理に作業をしても何も達成できないと判断し、早々に寝てしまいました。

 寝るという行為は、メンタルタフネスの中でも大きな回復行動として扱われています。その他にもいろいろな回復行動がありますが、 吉田的には寝ることにまさる回復行動はないと思っています。実際、本日は頭もさえ、気力も充実しています。 自分でも生産性が高くなっていることを認識できています。

 なかなか睡眠時間をとれない状況では、自分にあった回復行動を探す必要がありますが、 以下を参照に状況ごとの回復行動を探してみてはどうでしょうか?

  • 何かを飲む(アルコールは除く)
  • 何かを食べる
  • 寝る
  • 運動する(デスクワーク中心の人には特にお勧め)

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