TV CMは崩壊した?

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 皆さんはどの程度TVを見ますか? 吉田はすでに定期的に見る番組はほぼ皆無と言っていいでしょう。唯一例外は、 グリーンチャンネルの「先週のレースリプレイ」です。あとは、嫁がTVをつけているときしか見ません。

 また、TVをつけているときも、他のことをしているケースがほとんどだと思います。例えば、食事中、電話中、 漫画を読んでいるときなど。TV番組に食い入るように見るのは、 真に自分の興味のあるものだけでしょう(我が家で最も真剣にTVを見ているのは息子で、 ノリスタという乗り物が出てくる児童向け番組を食い入るように見てます)。

 今年の8月あたりから、TVでおかしなCMが放映されているのを見ました。「CMってなんだ?」というキャッチフレーズで、TV CMを打ちましょうと薦めるCMです。TV CMは黙っていてもスポンサーが集まると思われていましたが、 どうやら相当やばそうな状況になりつつあるようです。TV CMばなれを起こしているのは、 上記にあげたようにTVを見る人が少なくなっているからでしょう。ゲーム、インターネット、DVD、HDDレコーダなどがTVと競合します。 昔と変わらずTVを視聴しているのは、老人だけかも知れません(しかし、老人をターゲットにしたCMは、仏壇や墓地だけでは? また、 老人がこれらのCMを見て墓地や仏壇を買おうと思うかは非常に疑問です)。

 CMはマスメディアを通じて不特定多数に流されるものから、特定のターゲットをねらい撃つものに変わりつつあります。 それを可能にしたのは、Googleなどの検索サイトや、各種比較サイトです。Googleでは、検索キーワードに応じて、 AdWordsと呼ばれる文字広告が表示されます。キーワードを入力した人の興味をそそる広告が表示されます。

 また、価格比較サイトは、何かを買うという目的が明確なため、 大きなプロモーションになっています(最も有名なものは価格ドットコムでしょう)。

 2005年度のネット広告は、ラジオCMの取扱額を超えたと発表されました。ネットCMは大手だけにとどまらず、 個人商店なども広告を出しています(吉田もかつて出してみました)。そのような状況をふまえると、 CMとしての広がりはすでにラジオやTV以上のものがあると思います。これらを裏付けるのが以下の書籍です。

 

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