シンプルぱっと2のスクリプト作成の基礎

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 シンプルぱっと2では、ソフトの機能をAPIとして公開しています。これにより、自前のスクリプトを用意して機能を拡張したり、 自作ソフトからシンプルぱっと2を制御することが可能になりました。
 その反面、スクリプト言語を利用しなければならなくなったため、尻込みしている人が多いかと思います。そこで、 何回かにわけてスクリプト作成の基礎を紹介していきたいと思います。

(1)基本となる技術ActiveXについて

 いきなりスクリプトの解説をしても良いのですが、まず基本的な部分を軽く触れておきたいと思います。 そもそもシンプルぱっと2で採用されているAPIは目新しいものではなく、ActiveX(DCOM)という技術に基づいています。

 詳しい技術に興味のある人は、専門書や専門サイトをあさってもらうとして、ここでは 「ActiveXとして作成されたソフトをレジストリに適切に登録すると、公開されている機能やパラメータに直接アクセスできる機能」 とだけ覚えておいてください。

(2)基本となる技術 Windows Scripting Host(WSH)について

 シンプルぱっと2では、多くのメソッドやプロパティをAPIとして公開しており、自動運転などの自動処理に利用しています。 このときに一連の処理を記述したのが「スクリプト」です。
 シンプルぱっと2では、Visual Basic Script(VBS)で作成したスクリプトをソフトに添付していますが、 WSHがサポートする言語であれば、VBSでなくともJavaScript(JS)やPerlでも構いません。
 WSHとは、Windowsが標準的にサポートしているスクリプト言語実行機能です。

 なんだか難しそうに見えますが、ここでは「スクリプトはWSHのサポートする言語で書かれた、 一連の処理を記述したファイル」として理解してください。
 なお、スクリプトの編集はWindows標準添付のメモ帳や、各種テキストエディタで行えます。特別な開発環境は一切必要ありません。

 難しそうに感じると思いますが、以下のように考えてください。

  • シンプルぱっと2は主要な機能を外から利用できるようにしている
  • これらを使うには、シンプルぱっと2がレジストリに登録されている必要がある
  • スクリプトは、公開されているシンプルぱっと2の機能を使って、自動的な処理をさせるためのもの
  • スクリプトはメモ帳で編集可能

 script

 

 

 

 

スクリプトをエディタで開いたところ

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