CPUパワーの飽和

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 Core2Duoに乗り換えてから、PC全体のバランスが悪くなりました。 と言ってもこれはCore2Duoが遅いというわけではなく、むしろ逆です。CPUが早すぎて、 PCのボトルネックが顕在化してしまったためです。

 新しいCPUが出るたびに「これだけのパワーが本当に必要か?」 と疑問の声が投げかけられました。しかし、CPUのパワーが上がるたびに新たな処理対象が増え、 特にビデオ編集などの分野では高速化されたCPUは歓迎されています。

 一方で、ネットやビジネス文章の作成、プログラミングなどの分野では2,3年前のCPUでも十分な処理スピードを確保できています。 PC更新のきっかけも、そろそろHDDの容量が足りなくなってきた、 古くなってきたと言ったパワー不足以外が起因しているようです(少なくとも吉田の周りの一般人は)。
 PCが趣味の人はどんどん新しいパーツを組み替えているので、これには当たりません。

 吉田のPCの用途は下記の通りです。

  • ネット(メール)
  • ネット(ウェブ、BLOG、2ちゃん、価格調査など)
  • 文章作成
  • 作図(ドロー系)
  • 作図(イラストレーション系というか、ウェブ用の画像)
  • プログラミング
  • 競馬予想
  • コミュニケーション(スカイプ)
  • ビデオ鑑賞
  • ビデオ作成(ビデオカメラからDVD)

 普段はCPU使用率がほとんど数%で推移しています。CPU使用率が100%に達するような作業はほとんどありません。 向上したCPUパワーは競馬ソフトなどの時に実感できますが、それ以外はあまり感じません。
 むしろ、ビデオカードの描画速度が遅いため、Excel等の操作時にもたつきを感じます。また、HDDへのアクセスを必要とする作業も、 あまり早くなったという印象を受けません。

 詰まるところ、CPUが飛び抜けて早いため、HDDの速度の遅さが目につくようになりました。 PCの進化の歴史をそのままなぞる形です。恐らくビデオ編集などCPUパワーが必要な分野に手を出さない限り、 今後CPUパワーが向上してもまったく実感がわかないと思われます。

 車で例えれば、CPUパワーをあげることはエンジンのパワーを上げるのと同じです。しかし、エンジンだけ強化しても、 他に手をつけなければトータルバランスが悪くなり結果として速い車には仕上がりません。足回りに相当する部分を強化する必要があります。
 PCで言えばメモリやHDDになるでしょう。メモリは現在FSBを引き上げて高速化していますが、HDDはなかなか早くなりません。 データを入れるという役割を持っているため、不足した容量にあわせてドライブの増設が行われているためです。 吉田もSATA2規格のHDDを使用しているにもかかわらず、SATA1のドライブが混在しているため、速度が得られません。

 また、RAIDを組むことによって速度を稼げますが、その分より多くの電源、データ破損のリスク、発熱を引き受けることになります。

 Core2Duoに乗り換えて、CPUパワーについて色々と考えさせられました。ビデオカードの表示速度の件は、 色々調査結果が貯まったので、またいずれ機会を見て書きます。

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