時事:核武装の議論は必要か?

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 久々に時事問題を記事にします。米民主党がアメリカ議会の上院と下院で過半数を占め、 恐らく次期大統領は民主党から輩出されることが濃厚になり、日本を取り巻く状況が大きく変化しそうだからです。
 吉田はこのブログで取り上げてるメインテーマである、「競馬」と「競馬ソフト開発」 は平穏な日常であるからこそ可能であると思っているため、社会が大きく動くときには注意を払うようにしてます。

 

(1)米民主党政権について

 日本は開国以来欧米列強に翻弄されてきました。とりわけ日本に大きな影響を与えているのは米国でしょう。 ご存じの方も多いと思いますが、米国には「民主党」と「共和党」の2つの政党があり、互いに性質が異なります。
 米国の政策に翻弄されるときは、決まって「民主党」政権のときです。乱暴な言い方をすれば「民主党は反日」であるといえます。近年、 特にひどかったのがクリントン政権の時です。経済アナリストのなかには、 日本の失われた10年はクリントン政権によるものだと指摘するものもいます。

 先日行われた米中間選挙で上院下院共に民主党が過半数を握りました。これでブッシュは好き放題できなくなったと言うことです。 ブッシュは親子共々戦争好きなので、吉田的には好きではないですが、北朝鮮問題については民主党政権よりは頼りになると考えています。

 噂では、次期大統領候補として「ヒラリークリントン」の名前が挙がっているようです。彼女はクリントン元大統領の細君で、 この人も大変な反日家と言われているので、対日政策では再び暗黒の時代になるかも知れません。

(2)核武装議論について

 麻生外相と中川政調会長がたびたび「核武装を含めた議論」の必要性を訴え、野党やマスコミ、 中国の犬と噂される二階国対委員長が彼らの罷免などを主張しています。
 この論調は吉田的には非常に疑問です。議論すらせずに、「駄目なものはダメ(By.土井たか子)」 と言ってしまうのは、その時点で「思考停止」と言っていいでしょう。ネット社会で言われている 「レッテル貼り」と同じです。

 現実問題として、中国は以前より核保有国でその照準は日本に向けられ、麻薬、偽札、 拉致などの犯罪を国家的に推進している北朝鮮が核保有を宣言している状況で、我々の生活の安全はどう確保するのでしょうか? 米国の 「核の傘」があるから大丈夫という論調もありますが、過去の民主党政権時代に「核の傘なんて幻想だ。 実際に日本に核攻撃をされても、米国は本土に報復攻撃を受けるのを避けるために、応戦はしない」 と米高官が発言した記事を読んだことがあります(ソース失念)。

 いちいち最もだと思うのは、安保条約を結んだからと言って、 米本土が危険にさらされるような選択を米国民が選択するとは思えないからです。通常兵器による攻撃であれば、米国は「世界の警察」 よろしく飛び出していくでしょうが、こと大陸間弾道弾などによる核攻撃、 大量破壊兵器に対しては弱腰です(自分の国が危険にさらされるので)。
 これらの点をふまえて「核の傘」には疑問を持っています(非常に楽観的なものの見方をすれば、 米国の後ろ盾があるので大丈夫だといえますが、吉田は現実主義者なので信じられません)。反日政権が米国で設立すると、 この点をふまえて安全保障を考え直す必要があると思います。

 さて、最期に核武装議論について吉田の見解を述べておきます。結論から言えば、核武装はすべきではありません。 理由は以下の通りです。

  • 空母、空中空輸機、爆撃機など敵基地攻撃能力を持たない段階では、核武装する必要がない
  • 核兵器は示威行為としては利用できるが、実際に戦略核を兵器として使えない(その後の国際的な反発が大きすぎるし、 核の応酬というリスクをとれる政治家がいるとも思えない)

 これはあくまでも吉田の見解ですが、核を持つべきか持たざるべきか、 もっと大きな視点で安全保障をどう確保するかという側面からどんどん議論すべき事だと思います。はじめから思考停止するのは、 いただけません。

 せっかく景気が上向きになってきた(実感ないです。本当か?)と言われてますので、平和に暮らしたいものですね。

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