ビデオカードのもっさり問題(解決編)

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 週末は子供が風邪を引いたり、吉田も風邪を引いたりでさんざんな目に遭いました。久々の投稿になります。
 11月からずっと懸案事項だったビデオカードの表示もっさり問題が一応の解決というか、 結論が出たためここにまとめておきます。

 11月20日のエントリーにあるように、GeForce 7600GSを使って吉田の表示環境(UXGA Dual+ピポット)を実現すると、表示がもたつきます。

 実際ベンチマークにあるように、7600GSのパフォーマンスを大きく下回った結果となっています。

   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
87557   337995  224587   185804  144486   287231          59

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
   107600  15387   21720     150   64200   42827   20800   27526  C:\100MB

ここで吉田が問題にしているのはテキスト(15387)とBitBlt(150)です。これらは2Dの描画性能に影響します。 特にテキストは同じチップのカードを使っている方が103800という数字をたたき出しているため、非常に解せません。

 そこでまず、同一チップセットの中で最速と言われているGalaxyの7600GS-Zを購入しました。
 しかし、結果は変わりませんでした。テキストもBitBltのスコアもInno3Dのものと大きく変わりません。 ほぼ誤差の範囲でした(正直この出費は痛かったです…笑)。

 ふと思いついて、シングル表示に切り替えベンチマークを走らせてみました。

   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
 16545        0       0        0       0        0          59

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
   107800 200600   21920     525       0       0       0       0  C:\100MB

 謎が解けました。 11/20のエントリーにコメントを頂いた方のテキストスコアの2倍をたたき出しています。しかも、 吉田がシングルとはいえピポッド表示にしていることを考えれば、圧倒的でしょう。

 つまり、NVIDIAの7600GSというチップは、 デュアルにするとパフォーマンスが1/10以下になるといえます。 昔のPCであれば15000レベルのスコアであれば満足がいったかも知れませんが、 今使用しているのはCore2DuoのE6600です。完全にビデオカードが足を引っ張ってます。

 ビデオカードの選定に当たっては、ネット等で事前にリサーチをしましたが、 結果的にはずれをつかまされたことになります。7600GS-Zは決して悪いカードではありません。 むしろ7600GSの中では最高峰と言っていいカードだと思います。

 しかし、7600GSの評価が、 ゲーマー以外には指標になり得ない3DMark等の3Dパフォーマンス評価用ベンチマークによって判断が下されていることに大きな疑問を感じます。 吉田はPCでは一切ゲームをやりませんが、デュアルDVI環境を実現するためにビデオカードを選別しました。しかし、 肝心のデュアルDVIではパフォーマンスがでません(実使用でもっさり感がなければ、 問題にはしません)。

 かといってディトレーダのように8画面も必要ないため、 パフェリアなどMatroxのカードでは費用対効果が悪すぎます(Vistaへの対応も妖しいです)。

 シングルディスプレイで使用するには、NVIDIAのカードは静穏性が高く、 パフォーマンスも良好ですが、マルチモニタを想定している場合には気をつけた方が良いでしょう。 吉田のように落胆させられる可能性があります。

 # 熱かったけどRadeon9700Proって結構いいカードだったんですね。

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