HDD増殖計画

Posted on :| コメント (0) | トラックバック (0)

 320GBなんて容量のHDDでも、動画をため込むとあっという間になくなってしまうものです。 我が家では動画のためのHDD領域が不足してきており、増強を迫られています。
 また、競馬用のデータも最近バカにならなくなってきています(それでも動画に比べれば可愛いものですが)。

 

■大切なデータはHDD以外に保存

 HDD内にあるデータの内、確実に保存しなければならないものはDVD等に焼くのが一番です。しかし、 子供のビデオだけでも10枚以上になり、DVDにライティングする時間もバカになりません。イベント毎にDVDに焼きますが、 嫁の取ってきたディズニーランド関連のビデオは1枚のDVDに収まらず、四苦八苦しています。
 しかし、DVDに焼かないわけにはいかないので、あきらめて分割保存しています。これは子供のビデオに限らず、 撮りためた映像ライブラリや、ダウンロードした動画にも当てはまると思います。

 つまり、「どうしても消したくないものは、あきらめてDVDに焼け!」と言うことです。

 ソースコード、文章、デジカメ写真程度ならDVD-RAM、USBメモリ、SDカードに保存可能なので、 これはデータの重要度に合わせて保存すればよいと思います。

 しかし、一番の問題はDVDに焼くほどでもないGB級のデータの扱いです。

 

■動画を保存するにはHDDしかない

 記録用のHD-DVDやブルーレイDVDが手頃な値段に落ちてくるまでは、やはりHDDに保存するより他はないと思います。しかし、 HD DVDやブルーレイが保存できるサイズは15GB?25GB程度であり、 今は十分なサイズに見えても結局記録用DVDメディアと同じ容量不足の問題に直面します。

 「HDDのサイズ増加に対し、記録メディアの容量が不足する」

 この現象は少なくともあと10年は解決しないと思います。では、どうするか? やはり、 HDD容量を増加させて対応するより他ありません。HDDに保存したデータは壊れるおそれがあるため、本当になくなると困るデータはDVD、 HD DVD、ブルーレイなどのメディアに保存する必要があります。
 テープデバイスに保存するという手段もありますが、テープの記録速度や手間を考えると、家庭やSOHOでは流行らないでしょうね。

 

■手軽にHDD容量を増やすには?

(1)大容量HDDに換装

 HDDの容量は年々増えています。判断の基準はバリューモデル(1万円前後のHDD)の容量です。1万円出して買える容量を基準に、 それより著しく容量が不足してれば、載せ替えた方が良いでしょう。
 2007年3月現在のバリューモデルは320GBです。 その前は250GBでした(320GB→250GB→120GB→80GB→40GB……)。

 その時点で最大容量のHDDを選ぶなら、メインに使うHDDをバリューモデルにし、(2)以降を選択した方が良いと思います。

(2)空きドライブベイにHDDを追加

 一番コストがかからず手っ取り早い方法です。HDDを積めるだけ積むというという方法もありますが、HDDの冷却に気をつけないと、 タダでさえ短いHDDの寿命をさらに縮めることになります。
 HDDの寿命はおよそ3年です。もちろん、個体差があり、寿命以上に長生きするHDDもありますが、 このラインは忘れない方が良いと思います。

HDD連装

 ネットのアップローダにアップされていた画像です。ここまで行くとすさまじいものがありますね。 RAIDシステムを構築していると思います。

 

 

 

(3)リムーバルブルケースを利用

 (2)よりもコストはかかりますが、より現実的な増設方法です。リムーバブルケースとは、 5インチベイに交換可能なHDD格納ケースを設置することです。この方法の特徴は、追加の電源もいらず、 空いている5インチベイを有効に活用できることです。

 動画の種類ごとにHDDを変更できます。ものによってはホットスワップができるようになるため、 それこそビデオテープやDVDを入れ替える感覚でHDDを交換できます。
 リムーバブルケースの場合、(2)のようにHDDそのものを本体内で配線するわけではないので、 普段はあまりアクセスする必要がない動画ライブラリの管理に最適です(子供が見なくなったボウケンジャーとかをしまっておけます。 突然みたいと言われても大丈夫……笑)。

 ラトックシステムやオウルテックなど各社から製品がリリースされてますが、吉田はオウルテックのOWL-BF90SAをお勧めします。

レビュー記事:http://dejisamurai.blog88.fc2.com/blog-entry-2.html
関連記事:AHCI対応SATAドライバを入れてWindowsXPをNCQやホットスワップ対応にする

(4)eSATA対応外付けケースを利用

 SATAにはeSATAという外付け用の規格があり、これに対応した製品を使えば、内蔵HDDを外付けケースに格納することができます。 USB2.0で接続するよりも高速なので、(3)のように必要に応じてHDDを入れ替えるのではなく、 大容量のストレージが必要な場合に向いています。

 ほとんどの製品は4台以上のHDDを格納できるようになっており、 この手の製品に手を出す人はRAIDシステムの構築を考えている人です。

 古いHDD内を外付けドライブとして活かすのであれば、USB対応のHDDケースを買ってくるのが一番安上がりでしょう。 2000?3000円程度の出費でいらなくなったPATAドライブを外付けHDDドライブとして利用できるようにします。

 

 こんな記事を書いたのは、ちょっとした失敗があったからです。現在、SATA1とSATA2混在環境で使用してますが、 転送速度がもう少し欲しいと思い、SATA2のHDDを購入しました。SATA1の転送速度は1.5Gbps(150MB/s)で、 SATA2なら3.0Gbps(300MB/s)だからです。

 しかし、これはI/Fの速度であり、HDD内部の速度は7200回転の場合は上限100MB/sになります。 このことを勘違いしており、SATA2のHDDを2台購入してしまいました。結果、転送速度は上がらず、(´・ω・ `)ショボーンとしていたところ、HDD容量が不足しているのでリムーバブルケースを導入することにしたのがきっかけです。

 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

コメントフォームに記入し投稿してください





Search
最近の記事
カテゴリー
過去の記事
Comments
TrackBacks
Feed
Powered by