競馬用データベース

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 競馬用の定番データベースと言えば、TARGETでしょう。 このソフトはVer5.40からフリーウェアになり、競馬場のホットスポット(iSpot)にもインストールされていることから、 JRA公認のソフトと言えます。
 しかし、その反面、より本格的な分析ツールとして利用するにはいくつか障壁があります。 TARGETの更新履歴で検索関連の項目がいつもあがるのは、現状で満足していない人が多い証拠でしょう。

 真のTARGET使いは不都合な点は運用でカバーしてしまうのかも知れませんが、吉田は無精なもので力業で解決してしまいます。 TARGET-JVの前のバージョンでは、TARGETのデータベースに直接アクセスするソフトを作り、それを活用していました。
 しかし、ご存じのようにJRA-VAN Data Lab.に移行し、 今は2つのTARGETを運用しているような状態です(旧データの利用には、JV-Downloader2を利用)。 こうなるとデータベースも2倍の容量を食います。

 先日、今後のことを打ち合わせた際にも、 本格的なデータベースの必要性を強く実感しました。吉田が係わっているシンドロームでも、 今以上の分析をしていくにはもっと本格的なデータベースが必要だとの結論に至ってます。

 しかし、イチからデータベースを構築するのでは工数がかかりすぎ、費用対効果が望めません。そこで先日、JRA-VANのソフトライブラリからData Lab.のデータを使い、 データベースの構築を助けてくれるソフトを探し出しました。

■EveryDB

  • 公式サイト:http://cattle.sakura.ne.jp/
  • DBMSとして、SQL ServerやOracle、MySQLなどが選択できる
  • 自分に合ったDBMSを選択できる
  • データをダウンロードして、リレーショナルデータベースを構築する
  • DBMSの選択によっては、Keiba DataBase Serverよりも堅牢で高速なデータベースの構築が可能
  • その他の機能はない

■KeiBa DataBase Server

  • 公式サイト:http://www.team-nave.com/
  • DBMSとして、Firebirdを使用(無料のオープンソース)
  • データをダウンロードして、リレーショナルデータベースを構築する
  • SQL文を発行して、データをCSV出力できる

 なお、Access(JetDB)を使ったものタイプも多いのですが、Accessのデータベースは遅い上に壊れやすく、 実用には耐えないと判断して全て除外しました。

 どちらも一長一短ありますが、より本格的なリレーショナルデータベースを構築できそうなので、 EveryDBを導入してとりあえずデータのセットアップを行いました。約1日かかりましたが、データの構築は完了。とりあえず、 DBMSにはオープン系で定評のあるMySQLを使用しました。MySQLは無料で利用できます。ただし、設定が難しく、 クセがあるようですが。EveryDBのウェブサイトに詳細なインストール方法が書いてあるので、 それに従えば問題なくインストールはできます。

 こうしたソフトを導入した背景には、吉田自身、今年は自分の競馬をしようと決めているからです。ソフトを公開してから、 バージョンアップやデバッグに追われ、あまりにも自分の競馬=馬券がおろそかになっており、 競馬に対する興味も薄れてしまうのを防ぐ意味があります。

 また、ちょっとした確認をするにはTARGETを使った方が簡単ですが、やはりより深く競馬をするためには、 自前のデータベースを構築した方が得策です。

 ただ、本格的なDBを構築するのはいいですが、JRA-VANにはこれ以上大きな改変をして欲しくないですね。

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