単機能と多機能

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 これはソフトに限った話ではありませんが、場合によっては多機能、高機能製品よりも単機能製品の方がよく売れるケースがあります。 当然、単機能故の価格の安さなどもありますが、一番のアドバンテージは使いやすさとして現れるためです。

 単機能の製品は機能が絞られているだけに、説明書を読まなくてもすぐに使えるものが多いのです。 例え説明書がついていたとしても1枚ペラの説明書で済みます。

 HDDレコーダなどは多機能な製品を多く見かけます。この手の製品はビデオデッキとは比べものにならないほどのボタン数を誇り、 とても取扱説明書無しでは使いこなせません。
 多機能の代名詞といえば、携帯電話もそうですが、 電話番号を入力するための数字ボタン以外は扱うボタンの数は多くありません(メニュ操作がメイン)。

 一方、ソフトウェアの世界ではどうでしょうか。一般の人がよく使うソフト(CD-Rライティングソフトやアンチウィルスソフト、 ブラウザやメール)については、バックグラウンドで自動処理をさせたり、メニュ等をうまく調節してシンプルに見せたりしています。
 また、Windows95から導入された、コンテキストメニュ(右クリックで表示されるメニュ)も単純化に一役買っていると思います。

 吉田はドキュメントを起こす際にソフトのスクリーンショットを必要とします。この時、 WinShotとCaptureというソフトを利用していますが、一番利用するのはCaptureというソフトです。 このソフトはBMP形式でしか保存できない上、本当に基本的なキャプチャしか出来ませんが、 インターフェースがシンプルなためついついこちらを利用してしまいます(現在は公開されてません)。

 自分も色々とソフトのデザインをするため、多機能と単機能については色々考えさせられますが、 ソフトウェアの場合は見かけ上はシンプルに保つことで、多機能に対する要望と、単機能に対する要望の両方を満たせると考えています。

 ちょっと論点がずれますが、メモ用紙も罫線やマス目があるものよりも、無地の紙の方が使い勝手がよいです。

 

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