作者とユーザーの立場

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 製品があればその作り手(作者)とユーザーがいるのが普通です。どちらか一方が欠けているものは世の中に存在しません。 特に作者が欠けてはものは生み出されません。
 ユーザーがいない物=製品は希に存在しますが、最低限作者がユーザーになります。

 売ることだけを目的に作られていれば、もしかしたら買い手無し=ユーザー無しの製品が存在するかも知れませんが、 これは製品開発の失敗がもたらした結果です。
 製品を開発する側が常に念頭に置かなければいけないのはユーザーの存在です。 あくどい商売をしている人は、単に売り抜けることだけを目的としているかも知れません(これではよい製品にはなりません)。

 世の中の製品の多くは、何らかの問題を解決するために開発され、製品化されています。

 

■競馬をするスタンスが気づかせてくれたもの

 この間ふと気づいたことがあります。吉田の現在の競馬環境はほとんど自作ソフトが締めているという点です。

  • シンプルぱっと2:投票や情報収集の中心的存在
  • 競馬ソフトmana:予想ソフト(非公開)
  • 競馬時計:締切アナウンスをする競馬専用の時計(シンドロームでのみ公開)
  • 開催情報:馬場指数管理(非公開)

 これまで競馬系ソフトを公開、非公開を問わず作ってきましたが、 今年になって予想をふくめて自作ソフトで固めることが出来るようになりました。 これは吉田には非常に大きな事です(以前はExcelを利用してましたが)。

 重要なのは、上記にあげたソフトはまず吉田自身が使うために設計されていることです。いくつかは公開され第3者も使用していますが、 はっきりとユーザーが定義され、実際に運用されている点が大きいと思っています。

 作り手の立場にいると、作ることだけに注力し、「使う」という観点が抜けがちになります。 しかし、物作りの健全な立場から見れば、作った物を使うのは大前提だと思っています。残念ながらこの「使う」 という観点がおろそかになった製品が世の中には多く存在します。

 作り手として単に作るだけでなく、自分自身がユーザーとなることは今後ソフト作者としての方向性を示唆してくれるものです。
 一時期忙しさのあまり、迷走している時期もありましたが、「作者である前にイチユーザー」 というスタンスを今後も指針にしていきたいと思います。

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