シンプルぱっと2エキスパートと今後の開発計画

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 シンプルぱっと2はリリースしてから1年半以上が経過しました。シンプルぱっと1のリリース1年半経過時には、設計の限界を感じて、 シンプルぱっと2の計画を立ち上げていました。

 シンプルぱっと2は手動投票と自動投票の両面に主眼を置いて作成されています。シームレスな運用が出来る反面、 取っつきにくさが出ているのも確かです。
 また、自動運転のみに主眼を置く人にとっては、まだまだ機能的に不十分な面があります。

 シンプルぱっと2の自動運転機能の設計基準は「8割の人が満足できるもの」です。これについては大方達成できていると思いますが、 投資競馬をしている人にとって、より細かい制御が出来るかで、損益分岐点が変わるようです。

 そこでより濃厚でマニアックな自動運転機能は別エディションで提供する形を考えています。当初、「投資プラグイン」 としてプラグインで考えていたのですが、別ソフトをインストールすると、シンプルぱっと2本体のインターフェースとの混同や、 自動運転制御について、互いの領域分担が難しくなります。

 この問題についてずっと考えてきましたが、やはり本体機能として取り込み、 必要に応じて表示される方が好ましいという結論に至りました。
 このエディションは仮に「エキスパートモード」と呼んでいます。ちなみにエキスパートモードの提供は有料を予定していますが、 その分とことん投資競馬にこだわった設計をしたいと思っています(バージョン管理はシンプルぱっと2本体と同じになる予定)。

 また、これにあわせて本体側の設計変更を予定しています。1年半もの間サポートをしてきて、どこで躓くかが分かってきたので、 設定をより簡単に行えるユーザーインターフェースの追加を検討しています。さしあたっては、設定画面が変更になります。 今は投資設定が1ページにまとめっていますが、これを勝敗条件、レースフィルタ、投資法に分けたいと思います。

 この改変は結構大がかりになりそうなので、ひとまず今週末に正式版を1回はさんで動くことになります。

 ところで、多くの方が心配されるのは、シンプルぱっと2がいつまで利用できるかではないでしょうか?  シンプルぱっと1は根強いファンが多く、存続を望まれていましたが結果別ソフトを永遠にメンテする事は出来ず、 2007年のIPAT仕様変更で完全にとどめを刺されました。
 シンプルぱっと2は少なくともWindows Vistaのメインストリームサポートが終了(2012年4月)するまで引っ張ろうと思ってます。そこから先は、 開発環境を変えないとさすがにきつくなってきています。今の開発環境はVB6ですが、これは1998年にリリースされたものです。

 シンプルぱっと3のリリースは少なくとも2012年以降になるでしょう。基本的に設計思想は引き継ぐつもりですが、 命綱とも言えるActiveX技術をMicrosoftが葬り去ろうとしている感もあるので、先行きは不透明です。
 吉田の当面の仕事はSPAT4版の開発と、エキスパートモードの開発ですが、新しい開発環境へのスムースな移行が出来るように、 ライブラリの移植などを行っていこうと思ってます。

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