三色ボールペン情報活用術

Posted on :| コメント (0)

 結構古い本ですが、ふとしたきっかけで読んでみたらいろいろと参考になったので紹介しておきます。齋藤孝著の 「三色ボールペン情報活用術」です。
 この本は 「三色ボールペンで読む日本語」の続編?に当たる本ですが、内容的には独立しています。情報の収集と整理、 アイディアへの昇華などが述べられています。単に読書術としても知っておいて損はないでしょう。

 

■書籍の概要

 書籍の概要を一言で言うなら、「テキスト文章を読むときは三色ボールペン(赤、青、緑)でチェックを入れながら読みましょう」 と言うことです。文章を読んで「客観的に見てまぁ重要」だと思える箇所に「青」、「客観的に見て凄く重要」な箇所は「赤」、 「自分が興味を引かれたり、違うことを連想させた項目」は「緑」でマーキングしていきます。

 この方法で読んでいくと、「赤」、「青」、「緑」でマーキング箇所がテキストで重要な箇所として浮き上がってきます。次に、 文章の構造を捕らえ、赤、青、緑の箇所を使ってレジュメを作ります。レジュメとは要約のことで、 取りあえずその部分を読めば概要が分かるというものです。

 長文は概要があった方がわかりやすいのですが、本を読む度にいちいち概要を別にまとめるのは骨です。 それをチェックを入れていくことで、簡単に済ませることが出来ます。

 基本技としての読書術、ビジネスマンには参考になる手帳術など、三色ボールペンを使った「情報の活用」が本書の主題です。

 

■吉田の実践状況

 吉田は元々書籍は自分で買って、折り目やマーキングを積極的に付ける人なので本に書き込むこと自体には違和感はありません。もし、 買った本が惜しいという人にはちょっとお勧めできません。しかし、書籍の内容をしっかりとものにしたいのであれば、 やはり本に書き込んだ方がいいと思ってます。

 三色ボールペン情報活用術を読んでから、書籍に付けるマークもこの本の通り統一することにしました。 これまでは目立つ赤でのマーキングばかりだったのが、青や緑のアクセントがつき、強弱を付けて読みやすくなりました。
 特に技術書はマークを付けた箇所だけを読み返せば、忘れてもすぐに定着させられるので便利に感じています。赤一色だと強弱がないため、 マーキングした箇所を読み直すにしてもちょっと時間が掛かっていました。

 また、GTDの週次レビューを行った際に翌週の週間タスクを紙に書き出していたのですが、これも色分けしたおかげで、 優先順位を付けやすくなりました。今まではほぼ黒一色だったタスクリストを、まず青と緑で文字を書き、 あとで必ずやるべき項目に赤でマーキングしていくと、未達成項目が多くても、 最低限やらなければならない項目もきちんとフォローできるようになります。

 本書に書かれている内容はあくまでも技術なので、自分のものにするには多少の訓練が必要ですが、 読書術は速読法にならんで習得すべき技術だと痛感しています。
 

コメント

コメントフォームに記入し投稿してください





Search
最近の記事
カテゴリー
過去の記事
Comments
TrackBacks
Feed
Powered by