異なるジャンルのタスクを効率よく進めるには

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 ひとつのことだけやっていれば済む時代はとうに過ぎました。デスクワークに携わる人は、複数の異なるタスクを抱えています。 吉田の場合は、タスクだけでなく複数のプロジェクトを抱えていることが当たり前になっています。
 物事を効率よく処理するには、やはり集中して事に当たることです。

 

■時間管理の鍵は「時間割」にあり

 この「集中」というのがくせ者です。会社員時代は上司からの割り込みの仕事や、細々とした雑用が集中の妨げになっていました。 フリーランスである現在は、今まで以上に複数のプロジェクト、タスク、 雑用が舞い込んできています(すべてを自分ひとりで処理しているため)。

 これに対するひとつの答えが1日の時間割を作ることです。 何度かこのブログでも時間管理やタスク管理(主にGTD)について触れてきましたが、最終的にはタイムマップのような時間割(記事 「時間管理に右往左往」参照)を作るのが一番だと思っています。

 学校教育を受けた人なら時間割がどんなものかを理解していると思います。時間割の特徴は、ある時間を1コマとして、 そこに様々な科目を詰め込むことです。効率の観点から言えば、1日毎にまったく違った仕事をするのは好ましくありません。 人間の基本機能である「習慣」を利用できないためです。1日の流れにしても、日々する仕事の内容は異なっても、デスクワークに集中する時間、 メール処理する時間、資料整理の時間など、だいたいのリズムが出来上がってるはずです。これを上手く利用しない手はありません。
 タイムマップはその仕事のリズムを明示するための手段です。

■効率の良い時間割は?

 さて、時間割の重要性は 「三色ボールペン情報活用術」の齋藤孝氏も述べています。この人は学校の中の人なので、90分を一コマとして捕えています。 吉田はだいたい30分を一コマに時間割をしています。この時間の単位は人それぞれ違います。どのような仕事に従事しているのか、 どのぐらいの時間集中していられるのかなどなど。
 取りあえず、30から60分ぐらいを一コマにして時間割を作成し、1ヶ月単位で見直していけばいいでしょう。はじめは試行錯誤になります。 何枚も時間割を書き直しているうちに、より効率的なものが見つけられると思います。

■時間割の先にあるもの

 仕事を効率的に処理できる時間割を見つけられても、それが終着点ではありません。吉田の場合、 さらにその週にやるべきタスクを週次レビューの際にまとめています。これは抱えている全プロジェクトの中から、 1週間集中的に取り組むべきテーマ(週次目標)を上げるわけです。その方がいちいちリストから拾ってくるよりも効率的に処理できます。
 もちろん、1日に実行するタスクは1日の初めに決定するわけですが、その指針となるのが週次目標です。

 時間割は1日の時間の使い方を、1週間というスパンで決定しています。それに対して週次目標は、1週間の時間の使い方を、 数ヶ月の視点から見て決定します。

 ここで先日の「開発だけじゃ駄目名理由」 に書いた問題が持ち上がってきます。実際、経営者として、営業として、開発者として、 ウェブ管理者としてそれぞれやるべき事があるわけですが、どれか1つに集中しすぎると他がおろそかになり、 あらゆるジャンルを取り入れると集中力が持続できなくなり効率が低下します。

 ここ数ヶ月この命題に頭を悩ませてきたのですが、ようやくつかみかけているものがあります。簡単に箇条書きでまとめてみました。

  • 役割が変わる仕事は1日単位で考える
  • ひとつの役割の仕事が短時間で処理できそうなら、副として別の役割のタスクを入れておく
  • 副として入れたタスクは、未着手になっても気にしない
  • 開発の仕事は、週単位でプロジェクトを切り替える(途中でプロジェクトを切り替えない)

 まだまだ試行錯誤の最中ですが、自分の中でまとまってきています。もっと煮詰まって別のものが見えてきたら、 記事にしたいと思います。

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