続行競馬にみる競馬データの設計のポイント
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2/11(月)はかなり珍しい「続行競馬」が施行されました。続行競馬は何らかの理由で中止となった開催を、 日を改めて開催することです。通常の中止による代替開催との違いは、すでに終了しているレースは行わないことです。
吉田の14年の競馬歴の中では、このような開催形態はこれまでにありませんでした。 雪による代替開催よりも珍しいケースだと思います。
このところの開催中止で、競馬データの扱いについていろいろと考えさせられました。もちろん、用途により異なると思いますが、 およそ次のような扱いになると思います。
(1)投票・買い目データ
- 日付、コース、レース番号で管理する
- IPATの形態に合わせる方が都合がよい
(2)出馬表データ
- 年度、コース、回次、日次で管理する
- 日付で管理すると、続行競馬のような開催形態に対応できない
- 中止開催のデータも蓄積する
(3)成績・戦績データ
- 年度、コース、回次、日次で管理する
- 基本的に出馬表と形式をあわせる(出ないと、検索方法を変更しなければならない)
- 戦績用のデータについては、中止開催のデータは不要
- Data Lab.のようなフォーマットの場合、中止開催もデータとして蓄積する
- 検索の際には代替開催を配慮し、日付に遊びを持たせる
つまるところ、競馬というのは回次日次で管理する方が良さそうです。ただし、投票に関するデータについては、 日付情報を利用する必要があります。なぜなら、IPATには曜日コードを送信する必要があり、また、第2回京都3日目のように、 1-2レースは2/9に開催、3レース以降は2/11といった続行競馬の場合、日次だけでは取り扱いを誤る可能性もあるためです。
平常通りの開催であれば気にしなくてもいいことも、今回のような異常開催があるといろいろと配慮が必要なことを実感させられます。
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