緊急ではないが重要なこと

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 時間管理術の本に必ずと言っていいほど登場するのが、「時間管理マトリクス」。時間管理マトリクスは、 緊急度と重要度の2つもパラメータを使い、(1)緊急かつ重要、(2)重要だが緊急でない、(3)緊急だが重要でない、 (4)緊急でも重要でもないの4象限に分けたものです。

 「緊急かつ重要」が最優先で処理しなければならないことは、誰が見ても明らかです。しかし、緊急性を要さない第2象限の 「重要だが緊急でない」ことは、ついついおろそかにされがちです。ここにはどんなことがふくまれるのでしょうか?

■重要だが緊急でないこと

  • 豊かな人間関係作り
  • 健康的な体作り
  • 準備や計画
  • 予防
  • 価値観の明確化
  • 勉強や自己啓発
  • 真の意味でのレクリエーション
  • エンパワーメント

 参照:7つの習慣最優先事項― 「人生の選択」と時間の原則 」 スティーブン・R・コヴィー他 キングベアー出版

 上記はフランクリンプランナーの考案者、 コヴィー氏の著書からの引用です。エンパワーメントなどの細かい意味は著書を参考にしてください。
 ここで重要なのは、この分野で実行することが「未来に対する投資」や「予防」、「計画」 が中心となっていることです。やった方がいいと感じていても、時間的な余裕があるため目の前にある「緊急」 なことを優先してしまい、ついつい後回しになってしまうことです。

 吉田は意識的にこの分野のタスクをスケジュールや計画に盛り込むようにしていますが、 やはり直接的に金銭が発生する=仕事の比重を高めてしまいます。仕事は確かに重要ですが、そればかりに気を取られていると、 「お金のために働く日々」を実践してしまいます(参照:「金持ち父さん貧乏父さん」)。

 仕事の分野でも、取りあえず今目の前にある事象のみに着目してしまうと、誤った選択をしてしまうことがあります。 最近実感しているのは、将来を予知して設計することの重要性です。
 例えば、IPATを例に挙げると、2008年1月に三井住友銀行が即PATに追加されました。 このときシステムに大きな変更が加わっています。即PATのサーバーはこれまでIPAT同様固定URLで運用されていました。しかし、 このときに発見したのはURLが動的に変更される可能性です。

 現在の即PATはユーザーごと(おそらく金融機関)にURLが指定されています。 どのURLにアクセスするかはその都度IPATサーバーからJavaScriptを通じて指示されます。この変更をふまえ、 1月の段階で即PATのURLを動的に検知するように修正しました(ドメインレベルの変更には対応してませんので注意)。

 7月に入り、旧URLが廃止され、突然即PATの入金が出来ないという相談がサポートにもあがってきましたが、 これはすでに1月には対応済みだったので、バージョンアップを指示するだけで解決しました。

 今回の三連単全レース期間限定発売も、将来を見越した措置をしています。それがオプションによる対応です。 近い将来三連単が全レース発売になったときに、スムーズに移行できるようにしました。

 「重要だが緊急性のないタスク」は、自己啓発をふくめてすぐに効果はありません。しかし、何かあったときにはいきなり 「緊急かつ重要なタスク」になるため、常に意識しておく必要があります。

 





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