競馬検証とデータベース

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 競馬で勝とうと思うなら、検証作業が重要です。どんなに優れた競馬必勝法でも、その有効性を数字で見る必要があります。もちろん、 パソコンで予想ができる場合に限りますが。
 例えばスピード指数のように、パソコンで予想に必要なファクターが求められる場合は、検証作業は避けては通れない道です。

 スーパーパドックのような専用ソフトにはある種の検証機能がついています。吉田の場合は、既成のソフトは使わず、 自分で作った予想ソフトを利用しているため、検証処理もすべて自分で作る必要があります。吉田は複数のソフトを作って利用していますが、 中心的な理論はスピード指数です。スピード指数の計算には馬柱が必要になるため、これらの作成のためにEveryDB+SQL Serverでデータベースを構築しています。詳しくはこちらの記事を参照してください。

 スピード指数をはじめ、馬柱が必要な予想ロジックの場合、最低でも5走分の戦績が必要になります。 戦績も1戦ごとにデータベースから引っ張ってくる必要があるため、 最大で5レース×18頭×2(出馬表RA+馬毎詳細SE)=180+19=199ものデータを検索する必要があります。 最後の19は予想対象となっているレースのデータです。

 1レースの予想にこれだけのレースデータを検索する必要があるため、大変時間がかかります。おまけに悩ましい問題として、 1年分の出馬表の検証をしようとすると、6ヶ月を過ぎたあたりから突然SQL Serverのレスポンスが悪くなり、 24時間たっても1年分の出馬表+馬柱が出てこないという事態に陥ります。

 この問題は長い間解決策を探していましたが、SQL Server2005への理解が不足しているため、 打開策を見いだせずにいました。とりあえず、暫定処置として、3ヶ月おき(50日分)にSQL Severが占有しているメモリを強制的に解放する処置をとりました。その方法はeMemというメモリ解放ソフトを検証ソフトから呼び出すという苦肉の策です。 この方法がベストではありませんが、とりあえず、1年分のデータを出力するのに4時間程度で処理できるようになりました。 24時間が短縮できたわけですから、自分だけが使うソフトとしてはいいと思ってます。

 今、競馬ロジックをいろいろと検証する必要があり、データベースを利用する機会はどんどん増えると思われます。 とりあえずはこれで何とかなると思いますが、最終的にはきちんとSQL Serverの利用法に即した対処法が見つけられればと思っています。

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