タイムロジック検証結果

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 開発中のタイムロジックとスピード指数を比較してみました。比較に使ったのは2007年度のデータで、 新タイムロジックもスピード指数も同じ基準タイム、馬場指数を利用しています。変更したのは式の組成と補正値のみです。

スピード指数:
(基準タイム? 走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量?55)×2+80

新タイムロジック:
(基準タイム?走破タイム+馬場指数)×距離指数+80

 両者の違いは馬場指数に距離指数をかけるかどうかです。斤量補正はハンデ戦以外は意味がないと思ってますので、 新ロジックでは省略しています。そして、基準タイムも馬場指数も同じものを使っているので、式の構成と距離指数が若干違うだけです。

 結論から言うと、スピード指数の方が若干回収率や勝率、連対率が高くなりました。 理論的には馬場指数も距離の影響を受けるはず(距離によって1秒の価値が異なる)ですが、 馬場指数はこれとは独立して演算した方が回収率が高いという結果です。

 思うに、スピード指数において馬場指数はかなりのウェイトを占めているため、 新タイムロジックは距離が長くなるにつれて馬場指数の影響も小さくなり、回収率に影響を与えているのではないかと言うことです。極論ですが、 スピード指数は「馬場指数がすべて」と言い換えることができると思います。

 新タイムロジックは式よりもその運用面に主眼をおいているので、 最終的にはスピード指数の回収率を上回ると思いますが、今回露呈した問題は、ヘビーなため解決には時間が掛かりそうです。

 

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