数値化の難しさ

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 今、過去の実績を元に新しい競馬予想用の指数を作っています。 競馬新聞で予想していたノウハウを数値化してソフトウェアに反映するためです。競馬新聞で行っている作業は、きわめてアナログ的で、 各馬の評価や取捨選択はすべて人間の脳内で行われます。
 これをコンピュータで合理的に処理するには、数値化する必要があります。

 数値化しなくても予想はできますが、その場合、何らかのマークを付けることは出来ますが、機械的な検証や、優劣の判断は出来ません。 デジタルで判断するには、とにかく数量化する必要があるのです。

 吉田は残念ながら高度な数量化理論を扱えませんので、出来る範囲でアナログ的な予想手法を翻訳することになります。 この作業はやってみれば分かりますが、非常に大変です。
 タイムのようにはじめから数値になっているものを別の数値に置き換える作業と異なり、 単純に指数に置き換えられないデータを一意の数値に変換するのは骨が折れます。

 ここ数日その方法をずっと検討してきましたが、何とかめどが立ちました。しかし、 各パラメータごとの相関関係をチェックしていく作業がまるまる残っており、ゴールはまだ先といった印象です。

 この数値化、数量化が自在に出来るようになると、判断の曖昧さがなくなり、合理的な判断が出来るようになります。 何よりもコンピュータで扱えるようになるのが、最も大きいところです。

 競馬予想の際は、何となく勘や経験で処理している部分を数値としてとらえられるようになるので、 これまで買い目にしないと評価できなかったことが検証に掛けられるようになります。これは予想の精度向上につながります。

 数値化を行うには、各プロセスを細分化する必要があり、この細分化の作業がのちのちの予想に役立ってきます。 皆さんも数値化までやらなくても、一度自分の馬券術を細分化して見直してみてはどうでしょうか? 新たな発見があるかもしれません。

コメント

吉田さん

カツラギの逍遥軒さんをみて下さい。
この人の凄さは馬券の確率を提出したことです。
ある意味で馬券革命を起こしました。
私はこのお陰で検証が出来ようになり、徳がついたように思います。

投稿者 karibu : 2008年10月22日 00:36

数量化理論では、HRPTV5Cさんの分速理論もそうです。
カツラギについては、ネット上にあまり情報が出てないので
特にコメントは出来ません。

投稿者 吉田章太郎 : 2008年10月22日 10:37

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